将来の光熱費をシュミレーションできる燃費ナビ

これから家を建てよう!とお考えの方は、ぜひ気にしていただきたい将来かかるであろう光熱費のこと。
中川忠工務店では、夏は涼しく冬は暖かい、少しの冷暖房で住み心地の良い室温で過ごすことができる、高気密・高断熱住宅を推奨しております。

まずはその理由をご説明します。
※燃費ナビは後半にでてきます。

☆新築時に必要な、建築本体工事以外の諸費用についてはこちらをご参照ください

1、2017年から「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」が施行されたこと

簡単に言いますと、我が国のエネルギー問題を解決すべく、国の政策として、エネルギー消費量が未だに著しく増加している建築部門の省エネ対策として、施行されました。
そして、来る2020年には、住宅の省エネ義務化となり、一定の基準を満たす住宅しか建てられなくなります。

つまり、省エネ化が遅れていた建築業界にも、ようやく省エネの風が今大きく吹いているということをまずは知っていただきたいです。

2、省エネの家ってどんな家?

これからの家は省エネは当たり前と考えるべき、と私は思います。

では、省エネの家ってどんな家でしょうか?
「月々の光熱費の負担がぐっと軽くなる家」
その通りですが、それだけではありません。

もっと快適で、毎日を心地よく過ごせる家、のことです。

省エネの家は、つまり、私たちがもっと健康的に過ごせる家とも言えます。
◎省エネの家になる、高気密・高断熱住宅について、詳しくはこちら

3、日本の建築基準は、他国に比べると大きく劣っているという現実

メイド・イン・ジャパンの製品が海外の方に人気が高いにもかかわらず、日本の建築は、近隣の中国・韓国と比べても劣っている部分があります。それは、「省エネ」基準です。

特に住宅の性能で先進国と言えるヨーロッパの住宅基準で見ると、日本の住宅は「健康に悪影響を及ぼす」ランクに入ってしまいます。

真冬、北米にいるイヌイット民族が暮らすかまくらに似た建物「イグルー」の室温よりも、日本の多くの住宅の室内は低い温度。
この冬の家の寒さが、私たちの健康に大きな負担をもたらします。つまり、「健康に悪影響を及ぼす」ランクに入ってしまう所以です。

4、もはや、家の暑さ・寒さを我慢する時代ではない

では、なぜ、経済大国と呼ばれる日本でありながら、こんなに住宅事情は世界的に見ても後進国なのでしょうか。

その答えは、住宅に省エネ性能に力を入れてこなかったことと、日本人の特長ともいえる「我慢強さ」が原因ではないかと思われます。もはや、住宅における「冬の寒さ・夏の暑さ」を根性で耐える時ではありません。
※冬に気を付けてたい室内の事故、ヒートショックについてはこちらをどうぞ

もっと家は快適で住み心地の良いものであるべきです。

私中川義仁も、50歳を超え、「健康」のありがたみをひしひしと感じる年齢になりました。また、高齢の両親が夏の暑さ・冬の寒さが体に堪えるところを目の当たりにしています。

これから高齢化社会となる日本。その観点からも、高齢者の方々が安心して元気で過ごせる家を作っていかなければならないと思っています。

5、省エネ住宅を建てる上での、コストについて考える

「省エネが良いのはわかるけど、その分建築費用がかかるでしょう」

というお声が上がります。もちろん、省エネ住宅と、そうでない住宅ではコストの負担が変わります。

ですが、「省エネ住宅」と「普通の住宅」では、建てた後の光熱費の負担も大きく変わります。

戸建ての場合、年間の光熱費(電気、ガス、灯油など全部合わせて)ざっくりと20~25万円が平均と言われています。

仮に22万円として計算すると、30年間払うと推定すると、660万円。

これをもし、「省エネ住宅」で置き換えてみると、年間5万円の光熱費になれば、30年間で150万円。
つまり、普通の家で将来かかるであろう660万円から150万円を引いた、510万円が建築費に回せる、という計算になります。

もちろん、今書いている数字は一般的な住宅から推測した仮定になります。

将来かかる総コストがほぼ同じであるならば、「普通の住宅」よりも「省エネ住宅」を選んでいただきたいと考えます。

なぜなら、省エネ住宅は、光熱費の負担が軽くなるだけでなく、夏涼しく冬温かい、住み心地の良い家だからです。
「普通の住宅」で夏効きにくい冷房をガンガンかけ暑さを我慢し、冬の寒さに凍えながら過ごす日々を、おすすめしたくはありません。
日本中の家が、もっと健康的・快適な家で、ご家族の笑顔があふれるものになってほしいと願います。

従って、これから家を建てようとお考えの方には、ぜひ「将来かかる光熱費のこと」について、よく考えてほしいと思います。

住宅ローンを払い終わり定年退職した後も、毎月かかる光熱費の負担が少ない家であれば、老後の生活も安心して過ごせることができます。また、体にやさしい省エネ住宅であれば、高齢になってきてかかる身体への負担が少ない、疾患が起きにくくなります。

6、家を建てる前に「燃費ナビ」で将来かかる光熱費のシュミレーションを

中川忠工務店では、新築時、建てる家の未来の光熱費をシュミレーションできる、「燃費ナビ」を採用しています。

これが燃費ナビ。建物の燃費計算ができます。

設計の段階から、省エネを考えて家の建て方を考えることにより、光熱費の負担をぐっと抑える家作りのお手伝いを行います。

省エネの家=高気密・高断熱の住宅を建てるためには、換気・断熱・気密について、きちんと考えられて建てられなければなりません。
こういったことができるのも、注文住宅の強みと考えます。

8、家を建てる前に、将来の光熱費の概算を知っておくこと

エコカーから見る、エコハウスの重要性

これから家を建てる方には、ぜひ、気にしていただきたい
◎将来の光熱費がどれくらいかかる家なのか、ということ。

なぜなら、これから光熱費の費用はどんどん高くなることが予想されます。
例えば、車のガソリンのお話をすれば、変動は多少あるにしろ、確か私が車の免許取りたての頃(30年位前)は、レギュラーガソリンの価格はおよそ1リットル当たり95円でした。

30年後の今、皆さんもご存じの通り、レギュラーガソリンの価格は、1リットル当たりおよそ135円。
30円もの値上がりをしています。

そして、たまにあるガソリンの価格の暴騰。あまりの高さに、やっぱりエコカーがいいなあ、と思われた方も多いと思います。

家も同じです。
日本のエネルギー問題を考えてみても、やはり、これかたらのお住まいはエコハウスであって当然です。

そこで、本日の本題である、「光熱費のシュミレーション」が重要になってきます。

燃費ナビを使って、将来の光熱費の金額を知る

中川忠工務店では、設計の段階で、「燃費ナビ」を導入し、将来かかる光熱費のシュミレーションを行います。

これが、その建物燃費計算の実際のシュミレーション計算結果です。

枚方市の一戸建て住宅の例。

建物の仕様を、出来る限り月々の光熱費の負担を抑える仕様にしてみました。

建物の仕様(一例)

サッシは、熱流出入が少ない樹脂サッシを使用。
ガラスは、熱損失が少ないArgon 遮熱Low-e ブルーガラス。
ガラスには断熱材を入れることができないのですが、窓は最も熱損失が大きいところ。従って、良質な断熱ガラスを採用することが重要。よって、断熱材を入れた壁と同じくらいの高い断熱性を窓も持つことにつながります。
充填断熱、外部付加断熱、

創エネ(エネルギーを自ら作り出す)のために、太陽光発電も設置。

そして、これが光熱費のシュミレーション結果です。

光熱費シュミレーション結果

概算の光熱費が平均月額 11,865円。

太陽光発電を導入することにより、平均の月の売電収入は、13,357円。
※売電価格33円/kwで計算しているので、2017年の売電価格、28円で計算すると11,333円。
(※太陽光発電の売電については、詳しくは下記をご覧ください)

つまり、月の光熱費負担が、532円にまで減らせることになります。年間で、6,384円。

太陽発電の売電について。

売電価格は、年度ごとに異なり、電力会社と売電契約をした年度の価格が適用されます。

平成29年度(2017年度)の売電価格が適用される期間は、
平成29年4月1日から平成30年3月31日までの契約となります。

2017年度の売電価格。

◎対象:東京電力、関西電力、中部電力
1kwあたり28円(W発電:25円据え置き)

◎上記以外の電力会社の場合
1kwあたり30円(W発電:27円据え置き)

売電期間は10年間(契約時の価格固定)

太陽光発電の売電価格は、管轄電力会社によって異なります。
異なる要因は、出力制御機器が必要かどうかです。東京電力、関西電力、中部電力以外の電力会社の場合、太陽光発電システムを導入する際に、出力制御機器の設置が義務付けられています。
導入費用がおよそ1万円かかるため、売電価格が1kwあたり2円高い、という仕組みになっています。

尚、売電価格は2年先まで決定しています。

2018年度の売電価格。

◎対象:東京電力、関西電力、中部電力
1kwあたり26円(W発電:25円据え置き)

◎上記以外の電力会社の場合
1kwあたり28円(W発電:25円据え置き)

2019年度の売電価格。

◎対象:東京電力、関西電力、中部電力
1kwあたり24円

◎上記以外の電力会社の場合
1kwあたり26円

※毎年2円ずつの引き下げが決定しており、最終的には、1kwあたり11円が目標となっているようです。

まとめ

今回の光熱費シュミレーションの結果は、あくまでも概算の資料です。
また、実際に新築するときに光熱費のシュミレーションを行っても、多少のズレは生じます。

それは、各ご家庭での光熱費の使い方はそれぞれ違うことなどに起因しています。

しかし、家が建ち引っ越してから何十年もお付き合いすることになるお家ですから、家を建てる際、その住む期間のことをきちんと考えた家作りを行うことが重要です。

初期投資はかかるかもしれませんが、その先に支払う光熱費のことを考えると、私は高気密・高断熱のエコハウスをオススメします。コストの面だけでなく、それが私たちの健康にとても良い影響を与えるからです。

家は建てるだけじゃない、建ってからそこで生活してからが本当のスタートです。

そこに住むご家族の、健康と安心・安全・快適な生活をご提供できてこそのマイホームです。
私は、その家作りのお手伝いができて、とても嬉しく思います。

ぜひ、これから家を建てることをご検討の方は、建てる時のことはもちろん、そこでの生活がスタートしてから30年先のことまで見据えて、家作りを行っていただければ幸いです。

これからの住宅が、もっと住まう人にとって心地よいものになりますように。

(2017年9月最終更新)

 

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