【家づくり】先人に学ぶ日本の気候に合った家づくりを

日本古来の伝統建築を見て、改めて建築の素晴らしさに感動する

こんにちは!

住まい手と一緒に楽しんで建てる家作り。
暑い夏も涼しく過ごせる家。冬もぽっかぽかで一年中快適な室温で暮らせる家が得意な、枚方市にある中川忠工務店の伝道師、中川義仁です。

USP発見塾に参加するために、金沢へ行ってきました。
1日目のブログはこちら↓

【学びの旅】いつでも“愉しむ”ことを忘れないでいたい

 

 

 

 

 

 

2日目は、古き良き建物が残る金沢にある、
老舗料亭、山縣さんの料亭「壽屋」さんへ。

 

江戸時代に建てられた建物、圧巻!

 

いまではなかなか目にすることが少なくなった、伝統的な和風建築。

部屋に入った瞬間に、もうため息がでます。

素敵すぎる~

山縣さんが、建物についても色々と解説したくださり、
私も建築が本業とはいえ、大変勉強になりました。

この塗り壁の青さが好きです

 

庭を愉しむ

 

随所に見られる装飾、
もう今では、恐らくほんの一部の大工さんしが出来ないであろう、手仕事の凄さが光ります。

 

そして。

たくさん素晴らしいところがあったなかで、
私が特に惹かれたのはこの違い棚です↓

 

違い棚

 

現在では非常に珍しく貴重な栃の木(恐らく)のちじみ。
彫刻されている筆返しを初めてみました~!素晴らしい!

トイレの神様のお話も面白かったな~
茶室があったり、蔵がおもてなしの空間に変わっていたり。

私は、昔の家の天井が低いのは、昔の人の身長が低かったから?!
と思っていたのですが。
山縣さんのお話では、刀を持っていた時代は、家の中で刀を抜いて振り下ろすことを防ぐために
わざと天井を低く作っていたのだそうです。
なるほど~!

そういった山縣さんのお話は、かなり面白いです~ふむ~!!!

一見の価値有り、の山縣さんの料亭。
このブログでご紹介した写真もほんの一部。
ぜひ、その場に足を運んで見ていただきたい家屋です。

*壽屋さん コチラ

 

ライフスタルの変化とともに変わる日本の家づくり

私が大工になりたての頃は、伝統的な和風建築のお家が多くありました。
今のように機械を多く活用して作るのではなく、手刻みもたくさん経験しました。

壽屋さんのような日本家屋を、今でも建てようと思ったら建てることはできます。
ですが、今では作るための材料を手に入れることが非常に難しいだろうなあと思います。
それほど壽屋さんで使われていた建材は、見るのも珍しい貴重なものが多くありました。

私たちのライフスタイルが変化するとともに、家づくりも様変わりしています。

たとえば、昭和初期や中期の頃は、ちゃぶ台を家族で囲んで食事をしていました(例えるならサザエさん、ちびまるこちゃん一家のような)
しかし、だんだんとテーブルで食事をいただくように。
食卓に変化が起こり、食事をいただく部屋のつくりも変わります。
和室が減り、フローリングのお部屋が増えました。

また、台所はあまり日が差さない北側に位置することが多かった昭和初期。
冷蔵庫が普及していなかった時代は、食べ物が腐ることを防ぐために北側に台所がありました。
そこから、台所兼食事室という「ダイニングキッチン」が主流になり、
キッチンは食事を作る、という役割だけでなく、家族が集い、食事や団らんを楽しむ、暮らしの中心的存在に変わり、今ではリビングダイニングのスタイルに。

このように絶えず変化している家のカタチや役割。
家をたくさん作らねばならなかった昭和に誕生した、安くて便利に使える新建材が増えたのも特徴のひとつ。

昔ながらの家づくりの良さを現代の家づくりにも取り入れる

変化していく中でも、昔ながらの家づくりの良さが見直されていることもあります。

今のようのインターネットで情報を集めたり、科学的に分析することのできない時代の
まさに先人の知恵の家づくり。

たとえば、土壁

土壁は、一昔前の日本の家づくりでよく見かけられました。
しかし、現在は、採用される機会がぐんっと減ってきました。

しかし、土壁は高温多湿は日本の気候風土に大変合っています。

土壁は、湿度の多くなる時期には余分な湿気を吸い、カビやダニの発生を抑制してくれます。
化学物質を一切含まないので、住まい手の健康に関しても安心、安全。

蓄熱する性質もあるため、寒い冬でも断熱性能を発揮してくれます。
究極なエコ素材と言われ、今昔ながらの土壁の良さが見直されています。

また、昔は当たり前ですがすべて無垢材で家が建てられていました。
今のように、いわゆる合板という新建材が多く出回る前のお話。
合板は、安価で狂いが無く、扱いやすいというメリットから当たり前のように使われるようになりました。

しかし、今は100%自然素材である無垢材の良さが見直されています。

ホンモノの木である無垢材は、
自然のモノだからこその、ソリや割れ、傷がつきやすい、ということがあるにしろ、
それらに変えがたいほどの良さがあります。

無垢の床板の踏み心地は何とも言えない気持ち良さがあります。
夏はひんやり冷たく、冬はほんわかあたたかい無垢材は、
余分な湿気を吸い、乾燥時期には湿気を放湿してくれるという特性もありあます。
年月とともに味わいが増す無垢材は、暮らしの歩みと共に愛着がわきます。

そして、
昔は特に日本の気候に合った家づくりが行われていました。

同じ日本といえど、その土地によって気候や風土が違い気温も湿度もそれぞれ。
太陽の当たり方、空気の抜け方、湿気、すべてを考慮して家づくりを行うこと。

今、まさに自然によりそった家づくりを行う大切が見直されています。

最後に

古き良き日本の家づくり。
引き継がれるべき素晴らしいところを現在の家づくりにも取り入れ、
もっと住み心地の良い、環境にやさしい暮らすやすい家を建てていきたいと思います。

寺社仏閣巡りも非常に面白い

あ~、それにしても、
金沢、やっぱり良いところでした。

次は、寒い時期に行って、ゆっくり温泉につかりたいです。

 

 

 

ということで、本日は以上です。

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プロフィール

棟梁中川
棟梁中川
中川忠工務店の代表取締役社長。2級建築士。祖父が中川忠工務店の前身となる中川工務店を創業。父である現会長が昭和51年に株式会社中川忠工務店を創立。幼い頃から父の仕事をする姿を見て育ち、自身も20歳のときに中川忠工務店へ入社。厳しい下積み時代を経験。現場で大工の腕を磨き、平成15年、代表取締役社長へ就任。現場で培った技術と知識を武器に、みなさまのよりよいお住まい作りをサポートします。好きな建築は“和風建築”。近年は、いつまでも健康に過ごせるエコハウス作り、そして、資産価値の下がらない住宅作りに注力しています。木へのこだわりは人一倍強いです。ぬくもりあるお住まい作り目指し、今日も長尾を自転車で回っています(笑)