初めてパッシブハウス・ジャパン設立9周年記念大会に参加させていただきました~
女性の綺麗と健康を応援する、衣・食・住のトータルアドバイザー、中川忠工務店の緒方ゆうこです。
*パッシブハウス・ジャパン設立9周年記念大会についてはこちらのブログをご覧ください↓
大会の様子や家づくりのことなどは、上記のブログに書いておりますので。
私は家づくりとは少し離れますが、とても心に残ったことを書きたいと思います。
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パッシブハウスの大きな特長に、「環境にやさしい家であること」があります。
世界基準の認定を受け、床も壁も天井も高断熱かつ高気密。
魔法瓶のような家で、冬はあたたかく、夏は涼しい。
熱交換換気システムで、空気はいつもキレイで熱だけリサイクル。
吸気口から冷たい空気が入ってくることもなく、換気で家が冷えることがありません。
エアコン1台で家全体をあたたかく保つほど、燃費が良い。
耐久性も高く、環境にやさしい。
まさに良いこといっぱいの、究極のエコハウス。
この“ 環境にやさしい家であること”は、胸をはってオススメできる大きなポイントです。
地球温暖化による近年の自然災害。
異常気象、ゲリラ豪雨、大型台風、夏の異常な高温、冬の異常なあたたかさ、もしくは厳しい寒さ、など。
環境問題は、もっと真剣に取り組んでいかないといけないほど、私たちの生活にも大きな影響を与えています。
小さなことでもみんなが気を付ければ、大きな力になる。
【パッシブハウスジャパンのエコボトル】
今回の記念大会では、限定でパッシブハウス・ジャパンのロゴデザインが入ったオリジナルエコボトルが発売されていました。
ペットボトルの廃棄も、大きな環境問題の一つ。
大手飲食店では、プラスチック製ストローの使用を廃止する取り組みが始まっているそう。
このように最近では、業界を問わずプラスチック製品の使用を制限する動きが広まっています。
プラスチックは、レジ袋や容器など様々な製品に使われています。
ゴミとして不要になったプラスチックは、年間でおよそ800万トンも海に排出されていると言われています。
海に流出したプラスチックは、海を汚し魚が誤って口にしてしまうという被害も。
何か対策を講じなければ、今後もこのプラスチックの海への流出量は増加。
環境や生態系の被害はもっと深刻になると予想されます。
出来る限りエコボトルに飲み物を入れて持ち歩いて、ペットボトルを買う習慣を少しでも減らしたいと思います。
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そして。
大会中に上映された「ザ・トゥルー・コスト」という映画。
2015年に製作されたアメリカのドキュメンタリー映画。
アンドリュー・モーガン監督。
この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。
「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」
きらびやかなで華々しいランウェイの裏で、厳しい労働環境に苦しんでいる人たちがいる。
ファストファッションがもてはやされればされるほど、価格を落とすことを強いられる作り手たちがいる。
私は洋服などを買うとき。
服や靴が、一体どこで作られているのかほとんど考えたことはありませんでした。
97%以上の洋服は、発展途上と呼ばれる国で作られている現実。
そして、安さを追い求められるほど、彼らは安い賃金と過酷な労働環境に苦しめられています。
劣悪な環境でも働かざるを得ない状況に追い込まれる。
ついには、安全性に欠ける建物で嫌が応でも働かねばならず、その結果建物の倒壊事故に巻き込まれ、1000人以上の尊い命が失われました。
(ダッカ近郊ビル崩落事故)
安価で大量の綿花栽培を行うために飛行機で大量に撒かれる農薬。
農薬は、土壌汚染を引き起こしその土地に住む人たちの健康をも蝕む。
石油産業に次ぐ世界で2番目の汚染作業と呼ばれるファッション業界。
皮膚は最大の臓器であるにも関わらず、身に着けるモノに無頓着な方が多い。
「安いものには必ずその安さの理由があること」
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安い服が大量に出回るその裏で、こんなにも苦しい思いをしている方達が世界にいるなんて考えもしませんでした。
今までは、なんとなく選んでいた洋服など。
「何を選ぶのか?」
が本当に大切だと感じました。
機会がありましたら、ぜひ多くの方に観て頂きたい映画です。
「ザ・トゥルー・コスト」~ファストファッション 真の代償~
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ファストフード、ファストファッション、そして、ファストホーム????
家づくりにおいても、「安い家」には、必ずその安さの理由が存在します。
安さ、手軽さ、早さ、を重視してきた結果、私たちは大切なモノを見失いかけているのかもしれません。
日々の生活をもっと丁寧に。
食べ物も衣類も、住まいも、「何を選ぶか?」で、私たちの暮らしは大きく変わります。
そして、その選択が、同じ地球に住む世界の誰かの暮らしに大きな影響を与えていることがある。
自分も、回りの人も、そして世界中のみんなが笑顔で楽しく過ごせるように。
そして、私たちが住む地球にもやさしい暮らしができるように。
今、私ができることをたとえ小さなことでもしっかりやっていきたいと感じました。
いつも、素晴らしい気付きをいただけるパッシブハウス・ジャパンの会に感謝。
本日は以上です。
【エコハウス・アワード2019】
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