緒方ゆうこ 自己紹介へ

転倒リスクの少ない家づくりの必要性

足の骨を折るって、本当に大変なことだとひしひし感じる中川忠工務店の緒方です。

不運な事故(ひき逃げ)から足を折ってしまった私の身内・・・。

あれから3ヶ月。

まだまだ骨折前の生活に戻るには時間がかかりそうです。

【写真はイメージです(笑)】

「高齢の方が足を骨折してしまうと、そのまま寝たきりになってしまうリスクが高い」

というお話をよく耳にします。

今回足を折ってしまった身内を見ていて、本当にその通りだなと実感しました。

なぜなら、まだ若い身内ですら骨折前の生活に戻るのに四苦八苦しているからです~

骨がズレたら手術でボルトを入れて固定しますので、ズレないように安静に。

お医者さんにそう言われていたこともあって、最初の一ヶ月程はギプス固定で動くこともままならず。

ギプスが外れてからも、足を固定する装着具必須。

営業職ということもあり、歩けないと仕事もできないので休職を余儀なくされ。

リハビリが始まるまでの2ヶ月はほとんど動けず。

人って、本当に動かないと筋力も体力もすぐになくなってしまうんですね~。

「歩く練習」をするリハビリが始まる頃には、体力も筋力もすっかり落ちてしまってました。

また、骨が正常な位置でくっつくように固定され続けた足は、驚くほど固まっています。

まずは足首をやわらかくすることから始めて、可動域を広げたり、足に負荷をかけられる体重の割合を徐々に増やしていくのだとか。

骨折から3ヶ月過ぎた頃から、徐々に仕事にも復帰。

とはいえ、2時間弱の電車通勤・・・。

あまりにも足への負担が大きくて、杖から松葉杖に逆戻りになったり。

歩き回れないので、外回りから仕事内容を変更したり。

リハビリの日は仕事を休まなければならなかったり。

結局、骨が骨折前の状態まで戻るには一年ほどかかるのだそうです。

足の骨が折れることが、どれだけ不便で精神的にも肉体的にも大変なのかを間近で見ていて感じました。

たとえば足が折れたからといって、仕事を休めなかったりしたら・・・もっと大変だったと思います。

・ 

若い人でも寝たきりで過ごしていると、体力や筋力はすぐに落ちてしまいます。

体力も筋力も、落ちるのは早いですが取り戻すのはなかなか大変。

病気やケガなどの治療のために長期間安静な状態を継続していると。

たとえば1週間寝たままの状態でも、10~15%程の筋力低下が見られることもあるそうです。

寝たままの状態は、筋力の低下に加え気分的な落ち込みも顕著にあらわれ、うつ状態にもなりやすいのだとか。

 今回骨折した家族の姿を見ながら、命にかかわることはないとはいえ、骨を折ってしまうことがどれだけ大変なのかを感じました。

 

冒頭にかきましたとおり、高齢の方だったら尚更大変です。

・骨が元通りになるかどうか不安がある

・失った筋力や体力を回復させるために必要な、肉体的、精神的負担が大きい

・足が不自由だと外出するのも億劫になり、家にひきこもりがちに

・寝たきりだと、気分の落ち込みが激しく、うつ状態になることも

 などの心配ごとがたくさんあります。

お医者さんが

本来動かすべきものは、きちんと動かしてあげること

これが大切なのだとおっしゃっておられました。

 

毎日、無意識のうちに動かしている手足。

四肢の自由って、当たり前のようで決して当たり前ではないのだと感じます。

 

だからこそ、身体ってもっともっと大切にしてあげたい。

・足が不自由だと、少しの段差がかなりの負担になること。

・動作を補助してくれるための、手摺があると身体をもっとラクに動かすことが出来ること。

・通路を狭くしすぎたり階段の段差を大きくしすぎるといざというときに困る。

・生きていく上で必ず使うトイレは、少し広めに使いやすくしていたい。

・転倒事故の多い浴室は、すべりにくく、かつ、あたたかい床を採用することで、安心してご入浴いただけること。

・湯船にゆっくりつかりたいからこそ、浴室の床から浴槽に入る段差の幅を最小にして、足腰の負担を減らしたい。

など。毎日過ごす家づくりに携わる者として、高齢の方はもちろん家族みんなが動きやすい転倒しにくい家づくりも大切だと感じました。

 

 「転倒リスクの少ない家づくり」は、年齢をかさねたご家族様がいらっしゃるおうちにはより大切なこと。

そんなことを足を骨折した家族を見守りながら感じました。

元気であってこそ、毎日がもっと楽しくなる♩

そんなご家族の健康を守れる家づくりをこれからもしていきたいです^^

 本日は以上です!

 

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