先日、House de Oreganic(ハウスデオーガニック) の研修に、神奈川県川崎市へ行ってきました。
中川忠工務店の中川です。
House de Oreganic(ハウスデオーガニック)とは、
子どもたちの未来のために、
「豊かな暮らしを残したい」という想いから生まれた、
未来につなげたい家づくりプロジェクト。
こちらのリンクをご参照ください↓↓↓
- 環境負荷を減らし、自然エネルギーを最大限に利用した省エネルギーな家をつくる
- 冬の寒さや夏の暑さ、室温差、汚れた空気など、住空間のストレスを無くす
- 持続可能な、環境に配慮した建材を使用する
そんな家づくりを目指す建築仲間が全国から集まり、
住む人のためにより良い建築ができるよう、定期的に勉強会を行っています。
近況報告と商品の勉強
まずは、メンバーで近況報告を。
それぞれの悩みなども共有し、これからの家づくりに生かしたりと大切な時間です。
次は、株式会社ウルトジャパン様の商品説明。
ウルトジャパン様の商品は、
弊社でも家づくりに採用させていただいています。
- 外壁下地の透湿防水シート、
- 屋根下地に使う、透湿性のあるルーフィング、
- 気密性を上げるために重要な、気密シート・気密テープ など
【実際にウルトジャパンの気密シートを施工している様子です。施工事例:大阪パッシブハウス】
新商品などの情報収集は、より良い家づくりに欠かせません。
その次は、楽しみにしていた、
一般社団法人空気環境改善研究所の代表理事
石坂 閣啓(いしざか たかひろ)様による講義。
「住環境の空気質」をテーマに、
私たちが生きていくうえで欠かせない上に、
健康をも左右する。
「空気質をキレイに保つ大切さ」についてお話してくださいました。
空気の見える化で、客観的に健康を訴求するために
これからの安心・安全な家づくりに
- 耐震等級3
- 断熱等級6以上
であって当然として、
それに加えて気にしていただきたいのが
室内の空気です。
人は空気無くしては生きていけません。
1日に、なんとおよそ20㎏の空気を吸い、
体重あたりの空気の吸引量は、
子どものほうが、大人よりも約2倍!吸っているそうです。
【ガス暖房の使用・複合フローリング材や殺虫剤の使用が赤ちゃんの肌あれの原因にもなる?という気になる結果も】
近年、アレルギーで悩む方が増えているような印象を受けます。
空気環境が悪いと、アレルギーを引き起こすリスクも高まります。
春になると、花粉症やPM2.5などのアレルギーに悩む方も多いですよね。
目に見えない空気には、たくさんの物質が含まれています。
臭くなくても、人体に影響のあるものもたくさんあるそうです。
何気なく吸っている空気ですが、私たちの健康に大きな影響を与える大事な物。
だからこそ、できるかぎり
「キレイな空気を身体に摂りこむようにする」ことを大切にしたいです。
住宅で気を付けたい「シックハウス」の問題
家づくりをする中で、気を付けたいのは「シックハウス症候群」です。
有害な物質が室内にとどまることで発症リスクが高まる、シックハウス。
中川忠工務店でも、空気質をキレイに保てる家づくりには以前より注力しており、
- 出来る限り有害物質を含まない自然素材の内装材の使用の推奨
- 室内の空気環境をキレイに整えられる、24時間換気システムの導入と綿密な空調・換気計画
この2点を重要視して家づくりを行っています。
【外気清浄機を導入した、高断熱高気密香里の家では、お施主様が室内にいると花粉症の症状が軽減するとのお喜びの声を頂戴しました ※あくまでも個人の感想です】
室内で過ごす時間が長いからこそ、重要な住宅の空気質
また、私たちは生活時間の約9割を室内で過ごしています。
リモートワークやオンラインでの授業などが増えたことも有り、
以前より、住宅で過ごす時間が長くなった方も多いのではないでしょうか。
毎日の生活の中で、約6~8割を過ごす住宅ですから、
「室内の空気質」をキレイに保てる家づくりは、
これからますます重要だと考えています。
まとめ
住宅の断熱性・気密性が上がるにつれ、シックハウス問題が増加傾向にあるのは、これから家づくりをお考えの方には、注意していただきたいこと。
だからこそ、
使用する建材や、室内の換気計画にも気を付けていただき、
建てる側の者としても、
ずっと長く健康で快適に過ごせる家づくりのご提案を、
きちんと行っていきたいと思います。
そんな勉強会でした。
【特に影響を受けやすい小さな子どもには気を付けたいですね】
これからの家づくりは、デザインや使い勝手に加え、
耐震、断熱気密、空気
この3点は重要ポイントです!
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