中川義仁 自己紹介へ

大工の腕をいかした家づくり

2020/12/01(火) NAKACHUの家づくり

2020年もあと一か月!
早いもので12月ですね~

中川忠工務店の中川義仁です。

少し前ですが、銘木市場へ行ってきました。

 
【銘木市場】

日本全国から銘木が集まってくる銘木市場。
月に一回ある貴重な機会。
できる限り顔を出すようにしています。

その時に現場で使いたい銘木を探すこともあれば、ぴんっときた銘木はとりあえず購入したり。
特にお客様の大切な家で使う木は、こだわりを持って探したいと思っています。

自然の恵みである木は、欲しいときに必ずイメージ通りの木があるとは限りません。

銘木との出会いは一期一会。
思い描いていたものとまったく違う木を買うこともあります。

たとえば。
下の写真のケヤキのコブです。


【右:欅のコブ】

事務所のリフォームを機に、テーブルとして使う木を探していました。

モンキーポッド、パープルハート、檜・・・。
いろいろと思い描いていましたが、最終的にこれだ!と思ったのは、欅のコブでした。

 

欅のコブは、作業場で大工が丁寧に鉋掛け。


【鉋やプレナーを使って磨いていきます】

磨き上げた後、オイル塗装して仕上げます。


【塗装すると光沢がしっかりと出ます】

塗装することによって、耐久性も上がります。


【なかなかの存在感】

 今ちょうど家づくりを行っております、香里の家は、ウォールナットを床材に採用。
その床材に合わせて、窓枠や巾木、額縁などもウォールナットで揃えています。


【窓枠】

ウォールナットは近年人気が非常に高く、無垢のウォールナットを揃えるのがなかなか大変です。

香里の家では、ウォールナットがメインの材料と決まってから、市場に行くときはウォールナットを必ずチェックしていました。

ウォールナット以外にも、銘木を使って仕上げたいポイントはいろいろあります。
また、お施主様から“こういう棚を作りたい”などといったご要望がありましたら、できる限り叶えたいと思っています。


【ニッチ】

こういうものを作りたい、というご希望がかなえられるのも、大工の強みだと思っています。
せっかく注文住宅で家づくりをしていただいておりますので、オリジナルの、世界に一つだけの家づくりを行っていただきたいと思っています。

自然素材の銘木も、木の種類は同じでも、同じ表情の木は二つとありません。
お好きな銘木を、家づくりのどこかに取り入れてもらえたら嬉しいです。

香里の家は、お引渡しの日が近づいています。
最後まで気を抜かず、喜んでいただける家づくりができるよう精進します!

 

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