11月、いよいよ新しい家づくりが始まります。
中川忠工務店の中川義仁です。
【先日、地鎮祭も無事に執り行われました】
これから始まるS様邸は、プランをじっくり練って満を持しての家づくり。
家づくりは、資金計画からプラン作成、いろいろな申請も必要になるため、想定よりも長く時間がかかる場合があります。
特に申請面では、申請の機関の混雑により待たなければならないこともしばしば。
そんなときにも焦らなくていいように、長めの期間を余裕を持ってみていくことも、大切な家づくりをゆったりとした気持ちで進めていくために必要なことといえます。
そして今日は、S様の家づくりのポイントをご紹介します~
1.住み心地にとことんこだわった家づくり
S様邸は特に性能にこだわっています。
断熱性、気密性、そして適切な換気設備。
全館空調を行うことによって、冷暖房をしているところとしていないところで温度差がでないように。
家中ムラなく一定の室温が保てるように、性能を重視。
冬、家の中が寒すぎる、夏、家の中が暑すぎるというお悩みを解消。
夏は熱中症予防に。
冬は、急激な寒暖の差からヒートショックの発生を予防。
寒さで体調を崩すことのないように、健康で過ごせるおうちになるように。
2.家の中の空気質をキレイに保つ。いつも心地良く感じていただけるように。
S様より、できる限り汚れた外気を家の中に入れたくないんです・・・。
というお悩みを頂戴しておりました。
そこで、ご提案させていただいたのが、
◎第一種換気システムで、外気をおうちの取り入れる給気口に空気清浄機を取り付けること。
家の中に取り込む空気を一括してキレイに。
綺麗になった空気を各お部屋に届けるようにります。
このシステムは個人的にはとてもおススメ。
喘息や花粉症など、アレルギーをお持ちの方が増えている方こそ、家の中の空気はできる限りキレイに保ちたい。
特に最近は、花粉だけじゃなく、PM2.5など、大気汚染物質が気になります。
今、各居室に空気清浄機を買って置かれている方も多いのではないでしょうか。
置いている空気清浄機の数と、購入金額を考えると、このシステムの導入費用は決して高くないと考えています。
また、空気清浄機を直接部屋に置くとスペースを取って邪魔になってしまいますが、給気口に取り付ける空気清浄機は、目に触れることもなく、インテリアを邪魔しません。
ただし、定期的なフィルターのお掃除と、メンテナンスは必要になります。
しかし、居室に置くタイプの空気清浄機もお掃除が必要になりますし、何台も空気清浄機があるとそれだけ掃除の手間はかかりますね。
家の中で使う建材にもこだわる
そして、家の中の空気をキレイに保つために、こだわっているのが室内の仕上げ材。
住宅の気密性が高まるにつれ、シックハウス症候群が問題になったのはご存じでしょうか。
それを機に、24時間換気設備の設置が建築基準法で定められたくらいです。
シックハウス症候群
直訳すると、家の病気症候群。
居住者の健康を維持するという観点から問題のある住宅においてみられる健康障害の総称。
シックハウス症候群の代表的な原因は、建材や家具などに含まれる化学物質が発散する有害なガスといわれています。
このように、シックハウス症候群の原因にこのようには、室内で使用する建材に含まれる化学物質もあげられます。
扱いやすく便利で安価な建材には、多くの化学物質が含まれていることが多い。
その化学物質は、わたしたちの目に見えないところで空気を汚してしまう原因になるのです。
もちろんそれだけではなく、ヒトが吐く空気、使用する消臭剤や殺虫剤などの生活用品に含まれる化学物質、何気に置いている家具にも化学物質が含まれいることがあり、想像以上に室内の空気は汚れやすい。
だからこそ、24時間絶え間なく空気を自動で入れ替える換気システムが重要なんです。
そして、
◎室内の仕上げ材にできる限り有害な物質を含まない自然素材を使うこと。
自然の無垢材、紙クロス、食品レベルの安全な塗料や漆喰。
S様邸では、家の中で使用する建材にも、できる限り気を遣っています。
3.家族みんなが過ごしやすい、を大切に
高齢の家族様や、お子様まで、ご家族様の年齢層が幅広いS様宅。
生活スタイルもさまざまだからこそ、“ご家族さま一人ひとりが過ごしやすい”を重視しています。
年齢や趣味、仕事によって、生活様式もヒトそれぞれ。
・家でどんな風に過ごしたいか?
・気を付けたい点はなにか?
・こだわりたいポイントは? など
丁寧にヒアリングをし、プランニングを重ねて間取りを作成。
お子様の成長にあわせて、将来的に間取りを変化できるように配慮しました。
ご家族様それぞれが過ごしやすく、心地よくストレスフリーで暮らせる住空間になるように。
家族みんなが過ごしやすい、を大切にしています。
4.できる限り将来のメンテナンス費用がかからないような家づくりを
家づくりのご相談をいただく中で、多いお声が
「できる限りメンテナンス費用がかからないようにしたい」
というものがあります。
それは何十年と経過してくると、家はメンテナンスや修理にある程度費用がかかることを実感されているから。
カタチあるものすべて、永久に持つというものはほとんどありません。
設備でいえば、キッチン、お風呂、トイレ、洗面化粧台など。
いつかは大なり小なり不具合がでてくることも。
エアコンなどの機械ものも、やはりいつかは寿命がきたり。
大きく費用がかかるところでいえば、屋根や外壁などは太陽光や雨風にさらされ、塗装や補修が必要になったり。
雨漏りを防ぐために、ベランダなどには防水工事が必要になったりします。
でも、家を建てるときに工夫をすることで、将来の家のメンテナンス費用を安価にすることはできます。
家の性能を重視することって、実は将来の家のメンテナンス費用を抑える効果もあるんです。
断熱性気密性を良くし防蟻のための施工をしっかりと行うことで、結露の発生を抑え、家が腐食したり、シロアリの被害に遭うリスクを軽減させます。
また、将来的なメンテナンスが少なくて済む外壁材や屋根材を採用すること。
室内干しをされる方でベランダが必要ない方は、ベランダを設置しないことで、防水メンテナンス費用のコストもカットできます。
長くお付き合いするおうちですから、将来、家に住み続けることでかかり費用を試算しながら家の仕様を決定していくことも大切だと考えています。
最後に
毎日過ごす、長く暮らす大切なお住まいを建てさせていただくことに、毎度のことながら背筋がピンっとなります。
幾度となく経験しても、決して慣れることはありません。
それは、建てさせていただくおうちひとつひとつに個性があり、決して同じおうちはないから。
そこに住まうご家族様の喜びの笑顔を想像しながら、竣工までしっかりをきを引き締めて施工してまいります。
【間取りを工夫することで、2世帯・3世帯でも快適に過ごせる住空間に】
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