大型台風が通過していきましたが、皆様のお住まいは大丈夫でしたでしょうか。
中川忠工務店の中川義仁です。
中川忠工務店の大工チームも夏休みをいただいております。
この暑さの中、空調が効いていない室内外で、大工チームよく頑張ってくれました。
大工は体力勝負なところが大いにありますが、暑い真夏は特にそうです。
暑さは体力的にも、精神的にも辛くなります。
そんなときこそ、回りを気遣う心が大切だと思っています。
いろんなことがうまくかみ合うように回っていくことって、ちょっとした思いやりの気持ちで変わってくる気がします。
暑いってのは皆同じこと。
そのことを忘れずに、夏休み明けも施工を頑張っていきたいと思っています。
自然災害が増えているからこそ、安心安全な家づくりを
近年、台風や豪雨など、自然災害による被害が目立つ日本。
大型台風が通過しそうなときは、早め早めの避難を促したりと出来る限り被害を最小限で抑えられるように、対策を行うことはとても大切なこと。
家づくりでも同じことが言えます。
気になるのは、家が建っている地盤の状態や、家を建てる上で重要な基礎の部分。
家を建てるときは、まず建てる土地の状態を調べる地盤調査を行います。
◎大切な地盤調査
地盤調査とは、建物を建てる土地が建築物を安全に支えられるかなど土地の強度について調べることをいいます。
その結果を元に、必要な場合は建物を安全に支えるために必要な工事を行います。
地盤が軟弱だと、台風や地震などの自然災害が起きたときに被害に遭いやすかったり、長い年月をかけて徐々に建物が傾いてくる地盤沈下などが起きてくることもあります。
家が完成した後、キッチンやトイレなどの水回りの設備を取り換えたり、部屋のリフォームを行うのとは違って、地盤改良は家を建てる前に行うことが鉄則。
万が一家が建ってから、家が傾く、ドアや窓が開きにくくなる、建物の基礎や外壁にヒビが入るなどの、地盤不良の症状が出ると、その補修工事には費用がかなりかかってしまいます。
つまり、地盤調査を元に地盤改良が必要な場合、は適正な地盤改良を行うことは非常に重要なことです。
◎完成したら見えない基礎工事は非常に重要
また、基礎工事も同じです。
家の基礎工事は、家づくりの土台となるとても重要な部分。
基礎工事は、家が建ってしまうと見えなくなってしまうので、建築に携わっている方以外はわかりにくいとことだと思います。
この基礎の部分をしっかり施工しておかないと、家が建ってから不具合がでてくることもあります。
基礎も地盤改良と同じで、家が建ってしまうと後で作り直すことは非常に困難です。
従って、家の基礎は出来る限り長持ちするように力強く作ること。
◎安易なコストカットはおススメしない、地盤改良工事と基礎工事
そして、とても大切なことは、地盤改良や基礎工事は安易なコストカットを行うことはオススメしないということ。
家を建てるには、それなりに費用がかかります。
家づくりにも予算がありますから、予算をどのように配分するのか、慎重に考えるべきところです。
私がおススメするのは、家にとって大切な、地盤や基礎といった家を建てる上で重要な部分には、適切な施工をきちんと行っておくことです。
デザインなどに目がいきがちな家づくりですが、実は、目に見えない部分の施工も、とっても大事なんです。
何十年と住む家、そして、地震や台風などの自然災害が増えているからこそ、安心安全な家づくりの大切さを感じます。
◎地盤がゆるいと長雨で崩れる危険性がある
下の写真は、先日の大型台風による長雨で、土砂が崩れてしまったお客様宅。
土砂を緊急に撤去し、応急処置をしました。
今後は、土砂が崩れないように杭を打つなど、調査しながら適切な工事をしていきます。
このように、地盤がゆるいというのは非常に危険なこと。
今までは考えられなかったような豪雨や長雨、超大型の台風が発生するからこそ。
家づくりの地盤、基礎作りは配慮して行うことがおススメです。
まとめ
・ 家を建てる時は、家を建てる土地の地盤調査を行うこと。
・地盤調査の結果に基づき、必要であれば適切な地盤改良工事を行うこと。
・家を建てる上で大切な基礎工事は、施工時間と費用をきちんとかけること。
安心安全な家づくりで、末長く住み継げるお住まいになりますように。
本日は以上です。
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