ずっと長く安心安全で暮らせる家づくりがしたい、中川忠工務店の中川義仁です。
先日、地盤塾の2回目の講義を受けてきました。
地盤塾というのは。
家を建てる上でとても大切なこと。
その家が建つ土地(地盤)について学ぶ塾です。
【地盤塾 講義中】
・
大工になって今まで、大変ありがたいことにたくさんの家づくりに携わってきました。
その中で、やっぱり思うことは
「家は建ててからが始まり」
だということ。
家が完成して初めて、その家に住まうご家族様の新しい生活がスタート。
家の歴史もそこから始まります。
雨露をしのぎ、冬の暑さや夏の暑さからご家族様を守り、毎日を心地良く過ごすための住空間。
家が建ってからも、いろんなことがあります。
それこそ、毎日のお掃除然り。
定期的なメンテナンス、必要な補修、など。
思いがけない豪雨や、大型の台風、
想像を絶する大きな地震などの災害が起きることも。
そういったことが起きても、そこに住む方たちの安全を守りたい。
そういう思いで、家づくりを行ってきました。
でも、
「家が丈夫だったとしても、その家が建つ土地の地盤の状態が悪かったら元も子もない」
家づくりを行うものとして、まずはその土地の地盤に留意することの重要さを感じています。
昨年起きた北海道の地震では、液状化現象で多くの家屋に甚大な被害が出ていました。
液状化現象が起きると、地面が激しく隆起したり、陥没したりします。
それによって建物が傾いたりする被害が出てしまうんです。
地面が液状化してしまったら、いくら建物が耐震等級3であったとしても被害を防ぐことは難しい。
※耐震等級とは
地震に対する建物の強さを表す等級のこと。
1~3の数値表示による3段階耐震等級で、等級3が一番耐震性の高い等級です。
また、一番多いのは、不同沈下による被害です。
地盤に問題がでてしまうと、なんらかの対策が必要になってきます。
だからこそ、これから家づくりをされる方には、
安心して家を建てられる土地を探して欲しい。
そして、お客様に対して正しい情報をご提供できるよう、
安心な地盤を選ぶポイントをお伝えできるように、地盤塾でしっかり学んでいます。
【地盤、奥が深い】
・
家を建てたいと思って、土地探しから行う場合。
何を基準に土地を探されるでしょうか?
まずは家を建てたい地域。
これから新しい生活をしていきたい場所から、
・最寄り駅から近いところ、徒歩か自転車で通える距離?
・子どもさんの通いたい学校の校区
・まわりの環境
・生活のしやすさ(日用品の買出しができるスーパーなどがある、コンビニや病院、銀行や郵便局の有無、など)
など、いろいろな条件を考慮しつつ、
いよいよ土地探しの範囲が狭くなってきたら、
・生活道路の利用のしやすさ
・陽当たり
・近隣の建物との高低差
・用途地域の確認
など、吟味するポイントがたくさんあります。
そして、冒頭に書きましたとおり、
「地盤のチェック」
を忘れずに行ってください。
【みんなの安心を守りたい】
・
建物は地面の上に建ちますが、建物の基礎は地面の中に埋めます。
従って、この基礎が軟弱地盤など不安定であると、建物自体の安全性に不安を残します。
だから、家づくりの際に地盤調査を行うんですね。
地盤調査では、地盤の強さなどを調べますが、その結果軟弱地盤であると判断された場合、杭が必要になったりするなどの地盤改良が必要になります。
地盤改良は、ある程度のコストがかかります。
最終的には、地盤調査を行ってみないとわからない部分もあります。
しかし、想像以上に地盤に費用がかからなくてすむように、土地探しの段階で地盤を意識して選びたいですね。
そういったアドバイスができるよう、これからも地盤について学んでいきたいと思います。
【おまけ:大阪市内に出たら、食べたくなるインディアンカレー】
本日は以上です!
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