先日地元菅原神社様にて、新設した鳥居のお披露目会が無事に終わり、ほっとしております、中川忠工務店の中川義仁です。
8月下旬から取り掛かっておりました、鳥居の制作。
経年劣化で腐食した鳥居を解体撤去し、新たに11基制作させていただきました。
よろしければこちらからどうぞ~
◎大工が手加工してつくる鳥居。鳥居新設工事in菅原神社
今回は、神社に搬入してからの様子をご紹介しますね~
まずは下準備から。
鳥居を埋めるための穴掘り。
【60センチほど穴を掘ります。しかも手掘りです!!】
穴掘りって、結構しんどいです(笑)
その昔、私がまだ大工弟子時代の話。
住宅の基礎をすべて手で掘ったことがあります。
あれは本当にきつかったーーーー(笑)
腹筋背筋、体を鍛えたい方は、穴掘りおススメします~笑!
【穴掘り完了~】
掘った穴には、シロアリから鳥居を守るためにしっかりと防蟻処理を行います。
【シロアリから鳥居を守ります~】
足場を組み立て、鳥居を配置。
【まだ鳥居は宙に浮いています~】
上の写真の鳥居、足元が黒いのがわかりますか?
【まるで鳥居が黒い靴下を履いているように見えませんか?!】
この黒い部分。
これは、鳥居が腐食しにくいように。
そして、シロアリの被害に遭いにくくするために大切な処理をした跡。
ズバリ、足元を焼いているんです。
【足元を焼いてます~】
これは、木を炭化させることによって、木が腐ったり、シロアリがくることを防ぐために行っています。
焼き板、と同じですね~
【真っ黒に】
その後、しっかりと再度防蟻処理を施します。
【シロアリよ、来るんじゃないぞ~の願いを込めて~】
下準備が終わると、いよいよ鳥居を埋め込んでいきます。
【いよいよ埋め込み!】
設置できたら、塗装業者さんが鳥居の色塗り。
【塗装完了~】
【色を塗ると朱色が映えます~】
最後に、文字が入っていきます。
【文字入れもすべて手作業~】
【完成~】
ちなみに、完成お披露目のご祈祷が終わるまでは、鳥居を白い布で覆います。
【白い布で覆われた鳥居】
これは、ご祈祷が終わるまでに余計な気が鳥居に入らないようにするため。
こんなふうな鳥居がみられるのは、完成からお披露目までのわずかな間。
ある意味レアな光景かもしれませんね~^^
【新設された鳥居は、高倉稲荷の参道です】
【新しくなった鳥居をぜひご覧ください~】
最後に
“鳥居をつくる”という、なかなか経験することのできない貴重な機会を与えていただいたこと、大変有難く、いつも身が引き締まる思いです。
また、頑張って作成してくれた大工たちにも感謝。
みんなで力を合わせたからこそ、完成させることができました。
家づくりでもなんでもそうですが、やっぱり一人じゃできない、いろんな人の手があってこそ、作り上げることができます。
だからこそ、いつでも謙虚に、常に感謝する気持ちを忘れないでいたい。
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菅原神社様が、多くの方に愛され、ご参拝いただける神社であり続けますように。
これからも微力ながらそのお手伝いができれば嬉しく思います。
本当にありがとうございました。
菅原神社様
大阪府枚方市長尾宮前1-12-1
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