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高気密高断熱の家づくり 基礎断熱は 基礎外断熱 か 基礎内断熱か

2020/08/12(水) NAKACHUの家づくり

猛烈な暑さが続いておりますね。
こう暑いと、やっぱり少ない冷房でも家中ムラなく涼しく過ごせる家づくりをしたいなと心底思います。
大阪・枚方で高気密高断熱の家づくりを行っております、中川忠工務店の中川義仁です。

高気密高断熱の香里の家。
基礎断熱施工を行いました。

基礎断熱 基礎外断熱 と 基礎内断熱 の違いとは

 香里の家では、基礎断熱を行いますが、基礎断熱にも基礎外断熱基礎内断熱という、二つの施工方法があります。

基礎断熱というのは、基礎の立ち上がっている部分に断熱材を貼っていく施工方法。
床下も室内という考え方で断熱施工を行っていくんですね。
(床下に断熱材を貼っていく施工方法を、床下断熱と言います。詳しくはコチラ

そして、基礎外断熱と基礎内断熱ですが、この違いは断熱材を貼っていく位置です。

つまり、「基礎の外側に断熱材を貼るか」、「基礎の内側に断熱材を貼るか」の違いです。

断熱の工法は、建築会社様それぞれによって、いろいろな考え方があります。
一概に何が良いというのは大変言い難いところです。

弊社では、「基礎外断熱」をおススメしております。

基礎の外側に断熱材を施工する 基礎外断熱

まずは立ち上がりと呼ばれる外周部分から、ぐるりと包み込むように断熱材を貼っていきます。


【基礎の外周に断熱材を貼っていきます】

断熱材を仮置きし、材料がそつなく使えるように確認。
そして、外周を覆いこむように貼っていきます。

外周が貼れたら、土間の部分に断熱材を貼っていきます。

断熱材を再び仮置きし、材料が無駄になることのないように断熱材をカットし加工します。
今回は、鋼管杭を打っていますので、杭の部分はスキマのないように杭の頭のところをくりぬいて断熱材を貼ります。

土間の部分は、断熱材を貼る前に、細かい砂を使って断熱材が平らに施工できるようにならしていく作業が必要になります。
この作業はなかなか大変ですが、このならしを丁寧にきちんとしておくことで、断熱材を隙間なくぴったりと綺麗に納めていくことができます。

 

断熱も、気密施工も、そのひと手間を根気よくしっかりと行っておくことで、性能数値に現れてくると思っています。
そしてその性能数値の良さは、完成してからのその家での住み心地の良さに比例します。

 基礎外断熱では特にシロアリ対策に注意したい

家の断熱性を高める手助けとなる基礎外断熱ですが、かなり気を付けないといけないのは、シロアリ対策です。

防蟻成分が含まれた、防蟻断熱材を使用することで、シロアリの被害を抑制します。
(基礎外断熱で使う断熱材については、詳しくはコチラ

断熱材を貼っていくボンドも防蟻成分が含有されているものを使い、シロアリ予防を徹底します。

他にもシロアリ対策を行っていきますので、またこのブログでもご紹介します。

 


【基礎外断熱 完成】

基礎外断熱施工が終わると、いよいよ次は鉄筋を組んでいきます。

 

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