【棟上げ中】
大工が一丸となって、材料を組み上げていきます。
棟上げは、「上棟式」とも言われ、棟が上がると皆でお祝いします。
昔は華やかにお祝いすることもありましたが、時代の流れと共に、また近年はコロナの影響もあり、派手にお祝いをすることはなくなってきました。
今はレッカーが軽々と思い材木を持ち上げてくれますが、機械の無い頃は、材料はすべて大工が人力で手上げします。
とても大変な作業です。
そういうこともあって、
「棟が無事に上がって良かったな~」とお祝いするんですね~。
【棟が上がりました】
棟梁が先導を取って棟上げを行いますが、大工の活躍が見られる時でもあります。
【上棟はチームワークが大事です】
大工って、このように華々しく(?)施工することもあれば、縁の下の力持ちのような施工をすることもたくさんあります。
たとえば。
【御幣】
上棟時に屋根裏に祀る御幣を作ったり。
(御幣の材は、槐(えんじゅ)。槐は延寿ともいわれ、病魔を払い、寿命を延ばすという、縁起の良い木です)
【垂木製作中】
プレカット(工場で加工)できない部分の垂木を、手刻みしたり。
【スノコ床製作】
スノコ床を作ったりもします。
大工の施工は多岐に渡ります。
ちなみに。
製作いたしました御幣は、お施主さま・ご家族さまの想いをのせて、無事に屋根裏へお祀りしました。
【御幣に、お施主さま・ご家族さまの想いを記入していただきました】
垂木は、通気胴縁として屋根仕舞いで設置。
【通気胴縁は、屋根の蒸れぐされを防ぐため、通気を良くするために重要な部材となります】
スノコ床はこんな風に設置されたりします。
【下から撮ったお写真なのでわかりづらいですね・・・(パッシブハウス認定申請中の宇治の家)】
説明されないとちょっとわからないかもしれない?ところに、実は大工の匠の技がたくさん使われていたりします。
こういった大工の手仕事のご紹介なども、これからもどんどんブログで紹介できればと思っています。
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