緒方ゆうこ 自己紹介へ

既製品の洗面台と造作の洗面台との違いとは?

2020/04/17(金) NAKACHUの家づくり

高気密高断熱で、長く快適に過ごせる家づくり。
長尾の家のご紹介の続きです~

中川忠工務店の緒方です。

今回は、1階に設置しました既製品の洗面化粧台と、2階に設置しました造作の洗面台のお話です~

◎長尾の家
他のポイントについては、コチラ

 

既製品の洗面化粧台と造作の洗面化粧台との違いとは

まずは、既製品の洗面化粧台と、造作の洗面化粧台の違いから。

既製品は、メーカーで洗面化粧台として販売されているもの。
造作は、洗面台の台から、洗面ボウル、水栓金具など、一つ一つお施主様に選んでいただいて、作り上げていくもの。

では、既製品と造作のメリット、デメリットとは?

【長尾の家 1階 既製品の洗面化粧台】

既製品の洗面化粧台 メリット・デメリット

◎既製品洗面化粧台のメリット

・洗面化粧台として機能が充実しているものが多い
・メーカーのショールームにいくと、洗面化粧台を見て触って体感して使い勝手を確認できる(モノによっては置いていないものもあります)
・ショールームに置いてなくても、カタログでイメージを見ることができる

・メーカー保証がある(性能や耐久性に安心感がある)
・費用を安価に抑えることができる場合もある

既製品の洗面化粧台を選ぶ大きなメリットは、やはり“機能性の充実”だと思います。
使いやすく、収納力もある収納や、照明に鏡、水撥ねしにくい洗面ボウル、使いやすい水栓。
お掃除のしやすさなど、予算に応じて、幅広い商品があります。

おうちの中でも、家族みんなが毎日使う頻度の高い場所。
特に水を使うので、水はねや汚れが気になります。

お掃除のしやすさ、こまごました日用品の収納のしやすさを大切にしたい方には、既製品の洗面化粧台はおススメ。
大手メーカーの既製洗面化粧台は、性能や耐久性のテストがきちんと行われており、安全性や耐久性の面からも安心してご使用いただけます。
費用がかかる家づくりにおいて、たとえば洗面化粧台のコストを抑えたい場合は、値段に応じて選ぶことができます。


ひとつひとつ一から選んでいくのが苦手な方は、ある程度型が決まっている既製品の洗面化粧台は選びやすいと思います~

では、既製品の洗面化粧台のデメリットを敢えてあげるなら?

◎既製品の洗面化粧台のデメリット

・既製品は規格サイズがある程度決まっているので、欲しいサイズがない場合がある
・デザインにオリジナル感を出しにくい

ある程度のサイズや種類も豊富な既製品の洗面化粧台ですが、特殊な間取りの場合、サイズに融通がきかないのが、デメリットといえます。
お好みで仕上げられるのが注文住宅の良いところ。
ここに、こんな大きさの、こんな雰囲気の洗面化粧台が欲しい、と思われたとき、もしかしたら既製品で見つからないかもしれません。
そういった場合は、造作で洗面台を製作するのもひとつの方法です。

また、既製品の洗面化粧台はどうしてもデザインが似てきたりしますので、唯一無二のオリジナルを求められる場合は、造作の洗面台にしてみましょう。

 

 では、造作の洗面台のメリット、デメリットは?

【長尾の家 2階 造作の洗面化粧台】

造作の洗面化粧台のメリット・デメリット

◎造作の洗面台のメリット

・特殊な間取りに対応できる(サイズを自由につくれる)
・自由にカスタマイズ可能、お好みでオリジナルの洗面台を作ることができる

台、洗面ボウル、水栓金具、カタチ、大きさ、仕様など、好きにカスタマイズできるのが造作の洗面台の魅力です。
せっかく一から作り上げることができる注文住宅の家づくりなので、オリジナルの洗面台を製作するのもおススメです~

ちょっと特殊な間取りにしたい場合、既製品の洗面化粧台のサイズがどうしても合わない場合は、造作で作ってみるのも方法のひとつですね~

では、造作の洗面台のデメリットとは?

◎造作の洗面台のデメリット

・既製品のように完成品の見本がないので、完成イメージがしにくい
・見本がないので、使い勝手を確認できない
・選ぶ仕様によっては、既製品より値段が高くなる場合がある
・洗面台自体に保証がない(パーツごとには、保証がある場合も)

オリジナルの洗面台を作ることができる造作の洗面台ですが、オリジナルだからこそ、見本品がないというのがデメリットのひとつ。
出来上がった洗面台がイメージ通りになるかどうか、実際に使ってみて気づくこともあるかもしれません。

また、仕様の選び方によっては、既製品の洗面化粧台よりもコストがかかってしまうことも。

既製品の洗面化粧台は、メーカー保証がありますが、造作の洗面台自体には保証がありません。
洗面ボウルや、水栓金具など、モノごとに保証があることもありますが、洗面ボウルと水栓金具を別々のメーカーで購入し、それを取り付けたことによる不具合等に関しては、保証がきかない場合も。
そういったデメリットがあることも念頭におくと良いと思います~

 

 

メリット、デメリットを把握したうえで、お好みの洗面化粧台を選ぶこと

長尾の家では、使用頻度が多い1階には既製品の洗面化粧台を選びました。
使いやすくお手入れもしやすい既製品の洗面化粧台は、掃除もしやすいのでキレイを保ちやすい。
また、こまごました日用品を収納する棚も使いやすいです。


一方、2階のセカンドリビングには、造作の洗面化粧台を設置しました。
こちらは、セカンドリビングの雰囲気に合うように、オリジナルで洗面台を製作。
使用頻度や使用目的をヒアリングし、無駄を省きシンプルに仕上げました。

 

既製品でも、造作でも、それぞれのメリット、デメリットを頭の片隅にいれて、洗面化粧台をお選びいただければと思います~

 

次回は、居室の特徴などについてご紹介します~

(つづく)

 

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