昨年12月に二次試験を受けました、インテリアコーディネーター試験に無事合格しました~
中川忠工務店の緒方です。
インテリアコーディネーター試験のこれまでのおはなし~
◎1次試験受験してきました
◎2次試験受験してきました
2次試験後、正直に言ってあんまり自信がなかったので、合格していてほっとしています。
2次試験は特に製図が大変だったので、一発で合格できてよかった~
しかし。
合格してからが本当の始まりです。
インテリアコーディネーターとして、お施主様のお役に立てるよう、これからも精進いたします♪
Webで試験の申込をすると、パーソナルページから合否が確認できます。便利ですね~
ここからは試験勉強のお話。
これからインテリアコーディネーター試験に挑戦される方へ、何か少しでもお役に立てれば。
1次試験
1次試験はマークシートの択一式です。
試験は160分。9つの分野から出題されます。
とにかく試験範囲が広く、インテリアコーディネーター誕生の背景からインテリアの歴史、仕事についてなど。
そして、インテリアコーディネーションの計画、インテリアエレメント、インテリアの構造・構法や仕上げ、環境や設備といった実務にそった内容も。
インテリア関連の法規や規格、制度なども含まれます。
インテリアコーディネーターとして働くために、知っておくべき知識が問われます。
出題範囲が多岐に渡るので、覚えていくのはなかなか大変です。
でも、インテリアコーディネーターとして必要な知識ばかりなので、楽しんで学んでいくことがコツかも。
ただし、マークシートとはいえ、ちゃんと覚えておかないと得点にはつながりません・・。
なんとなく知っている、ではなく、細かいとことまで正確に暗記する必要があるのが試験勉強。
私もなかなか細かなところが覚えきれず、模試の点数が上がらずに苦労しました。
試験対策用に、覚えやすくまとめること。
数字や人の名前、作品名などは、自分なりに語呂合わせを作って、声に出して暗唱すると覚えやすいです。
勉強する範囲が広いので、深掘りしだすと止まらなくなりますから、ココだけは最低限抑えるところ、を見つけて万遍なく覚えていくのも大切。
一次試験でお世話になったテキスト
一次試験でお世話になった問題集たち
出題範囲が広い1次試験。
とにかく問題にたくさん触れて、解いたことがある問題は必ず本試験でも解けるようにしようと問題集を解きました~
でも、コレがなかなか大変で・・・(笑)覚えるのに苦労しました。
本番の試験では、まったく知らない問題も何問かありました。
それはもう仕方ないので、絶対落とせない受験生みんなが恐らく解けるであろう問題は落とさないように心がけました。
2次試験
2次試験は、180分の長丁場。
とはいえ、3時間が光の速さで過ぎていき、一瞬で試験時間が終わったかのように感じるほどボリューム満点。
2次試験の出題内容は、記述式の論文と、プレゼンテーション。
論文
論文は、与えられた課題をインテリアコーディネーターとしてどう答えるかを、的確に文章で表現します。
1次試験で学んだインテリアコーディネーターとして当然知っておくべき知識を元に、聞かれた内容に対して、わかりやすく答えていくことが求められます。
これからインテリアコーディネーターとして働くとすれば直面することもあるであろう、お客様からの疑問やお悩みに答えていくというような、実務にそった課題です。
2次試験は、プレゼンテーションの勉強に手一杯になりがちですが、論文も白紙や字数を満たさず提出することは、不合格になる確率が高くなると言われています。
1次試験の知識を保ちつつ、実際に原稿用紙に制限時間を守って書く練習をしておく必要があります。
私も原稿用紙に字を書くことは久しぶり過ぎて、制限時間に追われながら焦って文章を書くと、通常ならばありえないミスが多々ありました。
・マスを飛ばして文字を書いている
・焦りすぎて字が汚い
・誤字がある など
ふだん、ブログのように文章を書くことはありますが、いつもパソコンやスマホで字数などの制限も関係なく書いています。
機械での文字変換に慣れていると、実際に書こうと思っても漢字が思い浮かばなかったり・・。
字を書く機会が減っているからこそ、書く練習も大切だと痛感しました。
論文でお世話になったテキスト
プレゼンテーション
プレゼンテーションでは、課題に対して的確なインテリア計画をたて、図面作成や着彩表現などを行います。
インテリアコーディネーター業務で必要な図面の知識や、人間工学に基づいた適切な家具のレイアウト、カーテンなどのウィンドウトリートメントの選び方、照明計画など。
実務で必要とされるような内容が一通りできるかどうかを確認する試験内容になっています。
プレゼンテーションでは、手描きで製図をしますので、製図に慣れていない人はこの練習に結構時間が掛かります。
私も製図初心者でした。
線一本の書き方から練習。
製図の基本、ルールを学び、ひたすら練習します。
図面も、平面図、立断面図、アイソメ図、パースと、盛沢山~
問題には着彩の指示がある場合があるので、色鉛筆で塗る練習も必須です。
製図の基本はこちらのテキストで学びました
製図をする上で大切だと感じたのは、製図のルールをきちんと守ること。
家具や椅子などの断面をきちんと観察して、どうなっているかわかったうえで書くこと。
図面は、あくまでもお客様に見てもらうものだと念頭に置いて、見た目をキレイに仕上げること。
必死で書いてると、消しゴムで消したりシャーペンの芯で黒ずんで汚れることもしばしば。
そして、重要なのは人間工学に基づいて適切に家具をレイアウトすること。
人が不自由なく通れるか?
椅子や机の高さは適切か?
扉がちゃんと開け閉めできる配置か?
使用人数にそったテーブルの大きさになっているか? など
身の回りにある家具の大きさを覚えるために、スケールを持ち歩いて目についた家具の大きさを測るクセがつきました。
最初は問題集の図面をトレースして練習。
まるまる3時間以上掛かったりして、最初はホントに大変でした。
でもやっぱり練習あるのみで、根気よく練習しているとなんとなく早く描くコツがつかめてきます。
あとは、いかに制限時間内に図面を仕上げるか。
未完成の図面は合格率が下がると言われていて、とにかく完成までたどり着くこと。
問題の指示を正確に読みとることも重要。
指示を間違えて図面を仕上げても、これも合格率が下がる原因と言われています。
私は本試験前の模擬試験で、方角をなぜか間違えて読み取ってしまい・・。
家具の配置を間違えて仕上げてしまいました。
これは大きなミスで、本試験で同じことをしていたら受かっていなかったでしょう。
模擬試験で間違えたからこそ、本番の試験では方角を落ち着いてチェックし、問題文の指示に読み間違いがないかを特に丁寧に見直しました。
2次試験の採点方式は、減点方式。
いくらキレイで美しい図面を仕上げても、加点はありません。
制限時間との戦いの中で、いかに見やすく美しく、かつ、最後まで図面を仕上げきる、というのは重要なポイントです。
あまり一つの部分にこだわりすぎず、万遍なく図面を仕上げていくこと。
2020年の二次試験のプレゼンテーションは、そこまで難易度は高くない印象でした。
時間に余裕を持って解けた方も多いのではないでしょうか。
でも、私はどうもLDKの家具の配置に納得がいかず、結構そこに時間を費やしてしまいました。
最後は大慌てで着彩を済ませて試験終了。
あんまり一つの箇所に時間をかけすぎると、時間がどんどん無くなってしまって最後に焦ってしまう悪い例です(笑)
焦るとミスも増えますから、時間配分は要注意ポイント!
もう少し早めに区切りをつけて、もっと落ち着いて仕上げたかったな~と試験終了後に思いました。
2次試験でお世話になった問題集たち
いろんな図面をたくさん描くぞ~!と最初は張り切っていましたが、そんなに描く時間と余裕はありませんでした(笑)
そんな感じで、私のインテリアコーディネーター試験の資格取得の挑戦は終わりです。
最初にも書きましたが、これで終わりではなく、インテリアコーディネーターとしてお役に立てるようにこれからも努めて参ります。
そして。
また何か次の勉強を始めましたら、このブログでもご紹介したいと思います~
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