ちょっと前ですが、ハウスデオーガニックの研修に参加してきました。
中川忠工務店の中川義仁です。
ハウスデオーガニックとは、
環境にも住み手にもやさしくエコで住みやすい高断熱高気密住宅の建築を目指す仲間たちが、
全国各地から集まって勉強を行っている会のことです。
ごみをごみにしない社会を創ることを目指す、石坂産業さんのVision
今回の研修は、石坂産業さんへの視察。
【Zero Waste Design が石坂産業さんのVision】
石坂産業さんは、産業廃棄物の中間処理場。
再生可能な社会を目指し、あらゆるごみを資源として循環させ、
廃棄物として出されるゴミの約90%以上をリサイクルされています。
敷地内には見学通路が設置されていて、ゴミが実際にどのように処理されているかを見ることができます。
【処理場の様子】
ゴミって、本当に意識していないと何気なく捨ててしまうものだと思います。
ゴミを収集所に出してしまえば、回収車が回ってきてゴミを持っていく。
そのゴミがその後どこへいってどのようになるのか、意識しないと気に留めることの少ない部分。
捨ててしまえばただのゴミだけど、リサイクルをすることで再利用ができる。
廃棄物を焼却するのではなく、徹底的に分別分級することで、高い減量化・再資源化率を高めることができる。
弊社でも、家を建てる時、リフォームする時、そして、解体する時・・・。
産業廃棄物をどうしても多く排出してしまう業種です。
日頃から出た産廃を、出来る限り細かく分別して処理場に持っていく、ということは心がけています。
産廃だけじゃなく、家庭から出るゴミもできる限り細かく分別し、リサイクルに出すことで、ただのゴミを資源として再利用する手助けとなる。
この大切さを心から痛感しました。
建てて壊す、ではなく、長く住み継げる家を建てる
弊社では、家の性能を重視した、高断熱高気密住宅の建築を行っています。
その大きな理由は、一年を通して快適な温熱環境で健康的に心地良い暮らしを目指しているから。
それだけじゃなく、末長く住み継げる住まいにしたい、という思いもあります。
今の日本は、家を建てては壊す、ストック&ビルドが主流だと言われています。
せっかく建てる家。
建てては壊す、では非常にもったいない。
高耐久な家づくりで、できる限り長く良い状態を保てるようにしたい。
そして、ある程度のメンテナンスは必要になると思いますが、それでも壊すことなく、次の世代に住み継いでいける住まいにしたい。
【超高性能住宅パッシブハウス申請中の大阪の家。環境先進国、ドイツの非常に厳しい基準を満たす住宅】
建物を解体すると、産廃もたくさん出ます。
家の耐久年数が長くなれば、それだけ出すゴミを減らすことにつながります。
持続可能な社会の実現のために、
日々の生活では、自分が出すゴミを意識すること。
そして、建設業に携わる者として、高耐久な長持ちする家を一つでも多く建てること。
これが私の使命であると感じています。
石坂産業さんでは、私たちが、限りある資源をただ消費して生活するのではなく、地球の環境問題について真剣に考えるための機会を設けておられます。
機会があれば、ぜひ工場にも見学に行っていただけたらと思います。
◎高断熱高気密 八尾の家(Q値1.51 UA値0.29 C値0.2)現場レポート随時更新中
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