もっと「窓」の大切さを伝えたい。ニッポンの窓を良くしたい
こんにちは!住宅における窓の大切さを伝えたい。窓の伝道師、枚方の中川忠工務店の中川義仁です。
今シーズンは寒くなるのが早いですね!12月ですがぐっと冷え込んだ日々が続いています。
皆様、体調崩されていませんか?!
この時期、やっぱり気をつけていただきたいのが、お住まいの寒さ。
- ひやっとする家の寒さ、もっと家が暖かかったらいいのになー
- 暖房をかけたいけど、月々の光熱費が上がるのは困る
- エアコンをかけすぎると空気の乾燥が気になる
こんなお悩みありませんか?!
「窓」を変えると、そんな冬のお悩みが解消できます!
我慢するのはもうやめていただきたい!その寒さ、死に至る病を引き起こす引き金になるかも?!
特に、我慢するだけでは済まないのが室内の寒さ。
外で過ごしたときに感じる寒さよりも、断然、室内にいるときにひやっと感じる寒さが、私たちの身体に大きな影響を与えています。
お住まいの寒さの元凶、一番の原因は「窓」にあるんです。
いくら質の良い断熱材を隙間無く施工しても、窓が無断熱だと家の寒さは解消しません。
(無断熱に近い窓の代表といえば、アルミサッシに単体窓)
冬のひやっとした寒さが原因で起きるヒートショック(注)が原因で亡くなる方は、実に一年間で1万9千人!
交通事故による死者数のなんと4倍にものぼります!
(注:ヒートショックとは、急激な温度差によって身体に及ぼす影響のこと。ヒートショックにより、重篤な病(心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、など)を引き起こす恐れがあります)
冬場はお風呂に入るときが要注意
最も危険なのが冬季の寒い浴室。
12月・1月が、浴室での心肺停止者数が特に多い。
特にこんな方・こんな家は要注意!
- ご高齢の方
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化が進行している方
- 浴室・洗面所・トイレが寒い家
- お風呂の窓がアルミサッシ又は単体窓
- 熱いお風呂が好きな方
また、日本は長寿の国として知られ、
2016年では、女性87.14歳。男性は80.98歳を記録しています。
しかし、それはあくまで寿命であって、実は、健康寿命は平均寿命を実に約10年も下回ることをご存知でしょうか。
2016年の健康寿命は、
女性が74.79歳。男性は72.14歳。
◎健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと。
つまり、ざっくりいうと、毎日元気で過ごせる期間。
せっかく長生きしても、人生最後の時間を寝たきりや要介護で過ごすのはつらいですよね。
男性は約9年、女性は約12年も、寝たきりや要介護で過ごしている、というデータもあるんです。
寒さは万病のもと!
元気に老後を過ごすためにも、おうちの寒さ対策はしっかりと行っていただきたいです。
今からできる!!冬のおうちの寒さ対策
1、最も危険な脱衣所・浴室には暖房器具を設置しましょう
服を脱ぎ着して、肌が露出する脱衣所・浴室には、暖房器具を設置して、服を脱ぐ前に十分あたためておきましょう。
2、お風呂の湯船の温度は、41℃以下にしましょう
熱いお風呂が好き!!
というかたも、寒い時期こそちょっと湯船の温度に気をつけてください。
湯温は41℃以下に設定しましょう。熱いお湯は血圧を急激に変動させる原因となります。
3、浴室の寒さ対策に、お湯はりをシャワーで行う
冬場の浴室はかなり冷えます。
浴室暖房があるおうちは、ぜひ暖房をご活用ください。
暖房が無い場合は、シャワーでお湯はりを行うこともオススメです。
シャワーからお湯はりをすることで、浴室全体があたたまります。
4、日没前に入浴を済ませる
特に高齢の方は、日没前のまだあたたかい時間帯に入浴を済ませることもオススメです。
日没後はぐっと寒くなります。温度差が身体に大きな負担となりますので、ご注意下さい。
5、食後、飲酒後の入浴は控えましょう。
飲酒後、食後は血圧の変動が大きくなりやすい時。
食後すぐや、特に飲酒後は入浴を控えましょう。
6、家の根本的な対策!「窓」の断熱リフォームを行う
最もオススメの対策がコレ!笑
やはり、家自体の寒さ対策が最も重要です。
といっても、やはり断熱リフォームは費用がかかります。
寝室、浴室、トイレ、など場所を決めて窓の断熱リフォームを行うこともオススメです。
窓の断熱リフォームとは?
1、内窓を設置する
今ある窓の内側に、もう1つ樹脂製の窓をつけるだけのプチリフォーム。
断熱性がアップし、まだ防音性も増します。
施工時間は、1窓あたり約60分とカンタン!
2、窓を交換する
壁を壊さずに、古い窓を新しい断熱窓に交換することもできます!
内窓より開閉が楽で、仕上がりも綺麗です!
こちらは、1窓あたり、施工時間が約半日。
気になる窓のリフォームの効果
窓を変えたら家があたたかくなるよ!
と言われても、なかなか「そうなの?」となるところだと思います。
ですが、窓リフォームをした場合としない場合での温度変化の実験結果も出ています。
室温を28度、外気温は0度に設定した浴室。
20分後、浴室内の温度がどれだけ下がるかを比べてみました。
◎窓をリフォームしない場合は、28度→11.3度(マイナス16.7度)!
※アルミサッシ、単体ガラス
◎窓をリフォームした場合は、28度→24.5度(マイナス3.5度)!
※樹脂窓、Low-E複層ガラス
これだけの温度の差がでます!
まとめ
おうちの中で「窓」がどれだけ重要かおわかりいただけると嬉しいです。
暖房器具をたくさん買い込んで、暖房をがんがんかけるよりも、
まずは「窓」です!
窓を見直して、寒い冬も元気に過ごしましょう!
本日は以上です!
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◎夏は涼しく、冬はあたたかい。暑さ、寒さの悩みから解放される家作り。
一年中快適な室温で暮らせる、高気密・高断熱住宅作りが得意。
ヒトと地球に配慮した、安心・安全・身体にやさしい家を建てます。
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