暑い中、土木チーム頑張ってくれています。
大阪・枚方で高気密高断熱の家を建てる、中川忠工務店の中川義仁です。
擁壁工事が完了しました香里の家。
いよいよ建物の基礎工事に入りました。
シロアリや土壌から上がってくる湿気から家を守る 防蟻防湿防水シート施工
まずは鋤取り(すきとり)工事から。
敷地の余分な起伏を平に削り取ります。
建物が建つ大切な地盤面を、一定の深さになるように丁寧に作業していきます。
【鋤取り工事】
※こちらの土地は軟弱地盤のため、鋼管杭を支持層まで打っています。
鋤取りが終わると、次は砕石を敷設します。
砕石は、鋤取りを行った地盤を安定させ、沈下を予防するために敷いていきます。
【砕石工事】
砕石が敷けると、次は防蟻防湿防水シートを全面に敷き詰めます。
このシートを敷くことで、基礎下土壌からの湿気はもちろん、シロアリの侵入から家を守ります。
白蟻対策は、日本の家づくりで欠かせない重要な施工
日本の家づくりでは、シロアリ対策は頭を悩ませるところです。
日本国内、沖縄から北海道までシロアリは生息しています。
特に木造建築物は注意が必要です。
シロアリは、木材中のセルロースを栄養にしますが、栄養にならないものもかじる習性があるため、配管や電線、薄い鉄板や断熱材なども食害に遭う可能性があります。
シロアリは、光と風を嫌うため、地中や基礎面に蟻道(シロアリの通り道)を作り、建物の土台や柱などを食べ、建物の内部に侵入していきます。
シロアリの被害を未然に防ぐためにも、シロアリ対策を行いながら家づくりをしていくことが大切です。
家づくりの過程において行う、シロアリ対策の一つがこのシート施工。
(シロアリ対策は他にも行いますので、随時このブログでもご紹介していきますね)
このシートは、シロアリ予防駆除のための土壌処理が散布できない地域にも、安心安全にご使用いただけます。
防蟻成分はシートから流出、揮発しないので、ヒトや環境に対しても安全性が高いのも、お施主様に安心しておススメできる大きなポイント。
防蟻だけでなく、長期にわたり防湿・防水の効果も期待できます。
家を支え守る基礎部分ですから、「何を使うか」はとても大切なことだと考えています。
だからこそ、選び抜いて自信をもっておススメできる建材を使って、仕上げていきます。
シートが敷けたら、次は捨てコンクリートを施工します。
【捨てコンクリート施工】
「捨て」という名称は、施工上必要であったり、使いまわしができない材料につきます。
捨てコンクリートは、砕石の上に敷く無筋のコンクリート。
墨出しといって、これから家を建てていくにあたり、まっすぐに家を建てる目印(通り芯)の役割を果たします。
また、捨てコンクリートを施工することによって、基礎の底面を平滑にできるため、作業性も向上します。
つまり、家づくりにおいて、大変重要な施工のひとつ。 捨てコンクリートが終わると、いよいよ高気密高断熱の家づくりに大切な、「基礎断熱」工事に入っていきます。
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