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大工の仕事って実際どうなの?それって!?実際どうなの課

2020/01/09(木) つぶやき

先日、バラエティ番組で、アキラ100%という芸人さんが日給6万円以上も夢ではないという大工の仕事に挑戦する、という企画が放送されていました~

中川忠工務店の中川義仁です。

それって!?実際どうなの課

テレビ番組【何と大工は日給6万円も夢じゃない?!】

日給6万円以上?!はともかくとして、アキラ100%が大工に弟子入りするというので、興味津々で観てしまいました~


【大工見習なので日給8,000円】

 大工の仕事の手始めに、資材の搬入から。
建築資材は重たいものが多いので、慣れていないと運ぶこともなかなか大変かも。
運ぶ際に、資材はもちろん建築中の現場を傷つけるわけにはいかないので、ひとつひとつの行動は丁寧に、気を遣って。

【そうそう、ボードは結構重いんですよ】

大工見習の2日のシーンで、天井に張るボードの搬入のところ。
ボードを置くときも、ボードを傷つけないようにずれないようにきちんと重ねておくこと。
私たち大工からすると普通のことですが、番組を通してみると、大切なポイントだなあとうんうん頷いてしまいます。

 

 手取り足取りは教えてもらえない職人の世界

初日の大工の棟梁の指導は、私も通ってきた道。
というか、現実はもっと厳しいです(笑)

見習い=目で見て盗むこと。

手取り足取り教えてもらえるものじゃないのが、私が通ってきた大工弟子時代。


【私の時は1回も教えてもらったことないです(笑)】


【そうそう、わからないときはすぐに聞くのではなく、まずは自分の頭で考えることが大切】


【家一軒建てられるようになって、初めて一人前の大工といえます】


【一人前になるには。やる気があれば10年かからないかもしれませんが、まあ平均それくらいかかると思いますね~】

 

 大工の仕事は緻密な作業です。
寸法が狂えばすべてが狂うし、少しの傷が致命傷になることも。

大工をはじめ、基礎、水道、電気、内装、建具、サッシ、外壁、屋根、などのいろんな業者のプロの手が終結して出来上がっていく家。
一人のミスが、みんなの作業に影響することも。

だからこそ、丁寧に慎重に、そして、円滑に作業が進んでいくように迅速に手を進めること。

 

【家は一生の買い物。だからこそ、最高のモノになるように施工すること】


【100%で仕事に打ち込むこと】

 

技術を身に着けるのは一筋縄ではいかない大変な道ですが、習得した技術力は一生の宝になります。

大工の仕事を好きで楽しんでやり続けることで、その先に稼ぎがついてくると思っています。
お金目的で仕事を選んでいては、長続きしないし、技術も身につかないと思うんです。

ただ、番組内でも少し触れていましたが、昔のような厳格さ、厳しければ厳しいほど良いという時代ではないと思っています。
厳しさはあって当然ですが、厳しい中にも家づくりの楽しさが感じられるように。
大工という仕事の楽しさ、家を作り上げる喜び、やりがい。
そういうものが伝わる指導が、必要だと感じています。

大工の仕事の良さを、いろんな方に知っていただけるような発信をしていけたらいいなあと思います~

 

 

 

 

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