先日、松川大工チームが一旦施工を終了しないといけない現場がありましたので、私も大工手元として応援に行ってきました。
中川忠工務店の中川義仁です。
今日で大工さんの仕事を終える予定の現場。
— 緒方ゆうこ 枚方の中川忠工務店で綺麗を作る家づくりサポート (@ogata_nakachu) 2019年4月4日
中川棟梁(@Nakatyuu1203 )が大工手元に入って応援に!(^^)
棟梁が現場にいると、やっぱり雰囲気がピリッとしまります!
無事に松川大工チームは明日から次の現場へ。
お疲れさまでした(^^)#大工 #家づくり #あたたかい家 pic.twitter.com/0qdzt2LpzD
松川大工は今日も爽やかでした〜(^^)
— 緒方ゆうこ 枚方の中川忠工務店で綺麗を作る家づくりサポート (@ogata_nakachu) 2019年4月4日
中川忠工務店のイケメン大工と名高い、松川大工♩
手刻みを得意とする松川大工は、大工歴10年以上で経験も豊富〜!
すごく気さくな大工さんなので見かけたら気軽に声をかけてあげて下さい(笑)#急になんの紹介 笑#枚方市 #大工 #家づくり pic.twitter.com/QEYYfRBKfK
ありがたいことに家づくりの現場が立て込んでおります。
お待ちいただいておりますお客様には申し訳ありません。
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他の様々な業界でもそうかもしれませんが、建築業界は人手不足が深刻。
大工も然り。
今、大工になりたいという若者は減ってきていると聞きます。
これは、大工という仕事の楽しさをきちんと伝えられていないことも一つの原因かな~と思います。
大工になりたい人が減っているのは、大工という仕事の良さを伝えることができていないからかもしれない。
— 中川義仁 棟梁 枚方の中川忠工務店 (@Nakatyuu1203) 2019年3月29日
家を建てることができる大工という素晴らしい仕事の楽しさを伝えるのも、すごく大切なこと。#エクスマセミナー #大工 pic.twitter.com/fWVby65LEq
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そういえば。
私が大工になったのは。
心底大工という仕事が好きで選んだ、、、
わけではありません(笑)
父(中川忠工務店現会長)も大工、そして、祖父(中川工務店創業)も大工でした。
そう。
気付いたら、大工がたくさんいる環境で育ったのです。
私が幼い頃、父は本当に忙しい人でした。
家で一緒に過ごす時間はほとんどなく。
でも、私は寂しいと感じたことはありません。
なぜなら、回りに弊社で家づくりを行う大工がたくさんいたからです。
【中川忠工務店の作業場】
自宅は作業場も併設しており、大工たちが家づくりの作業をしています。
当時は我が家に住み込みで働く大工もいましたから、とても賑やかな環境でした。
ウソみたいな本当の話ですが、私は小さい時どの人が父かわからなかったくらいです(笑)
忙しい父に代わって、弊社に来ていた大工たちにはドライブに連れて行ってもらったり。
美味しいものを食べに連れて行ってもらったり。
本当によく遊んでもらいました。
とても楽しかった思い出です。
私が小学生くらいになってくると、弟や従妹と「休憩中の大工にお茶やお菓子を出す」というのが私たち子どもの役割になりました。
置いてある大工道具をうっかり足でまたいだりすると、祖父や父から本気のゲンコツが飛んできました。
あれは、本当に怖くて痛かった(笑)
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このように、私は物心つく前から自然と家づくりを行っていた環境にいました。
ですから、ごくごく自然な感情で、「自分は大工になるのだ」と一切疑うことなく成長していたのです(笑)
そう、私が大工になったのは、「大工になる」ことしか考えていなかったから。
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好きかどうか、深く考えずに大工という仕事を始め。
過酷な大工の修業時代を過ごし。
「大工という仕事が好きなのか?」と自分に問うこともなく、仕事をしていたように思います。
そんな私ですが。
あるビジネスセミナーで、エクスペリエンスマーケティング(通称エクスマ)と出会いました。
「仕事のようなあそび、あそびのような仕事」
という考え方には衝撃を受け。
【先月参加させていただいた、エクスマセミナーにて。藤村先生と。】
「仕事は好きで楽しんでするもの」
という藤村先生の言葉に自分の仕事への向き合い方を考え直すきっかけをいただき、私の仕事の価値観が大きく変わりました。
「好きな仕事をしていると、もっと人生が豊かになる。」
今はこの気持ちを大切にしています。
若い大工たちにも、「大工という仕事を好きで、楽しんでやってほしい」と願っています。
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人生のほとんどを仕事に費やします。
仕事が好きでは無かったら、辛かったら、人生は過酷です。
ただ私のように、最初から好きで今の仕事に就いたわけではない、という方も多いのではないでしょうか。
自分の仕事が好きでなく、つらいのであれば仕事をやめることも一つの選択。
しかし。
今目の前にある仕事や環境を「楽しむ」ことも一つの選択だと思うんです。
正直に言って、大工として技術を磨く私の大工弟子時代は本当に過酷でした。
辛く厳しい毎日で、逃げ出したくなった気持ちもあります。(実際に逃げたことも・・・(笑))
でも、思い返すとツライだけではありません。
心のどこかで、やはり大工という家をつくっていく仕事が好きだという気持ちが私の中にはあったのだと思います。
物心がつくずっと前から。
言葉を話したり、自分で立ち上がったり、まだそれすらできない赤ん坊の頃から。
きっと私は母親の腕に抱かれながら、家づくりをする父や祖父を見ていたのだと思います。
少しずつ大工仕事を覚え自分でできることが増えてくると、家づくりがもっと楽しくなります。
自分の頭で考え、自分の手で家をつくっていく喜び。
喜んでくださるお客様の顔、いただける感謝の言葉。
自分が建てた家で楽しく毎日を暮らしていただけるご家族様の姿を見ること。
嬉しいことが、楽しいことが、仕事の喜びがどんどん積み重なっていく感動。
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どんなことでも、ワクワクしたり、嬉しかったり、楽しかったり。
そういったことを、大工という仕事の中で自分で発見していくと、もっと仕事が楽しくなります。
見つけることができるかどうかは、その人次第。
「今ある環境を楽しむこと」
仕事ですから、いろんなことがあって当然。
うまくいかないことも、つらいことも、どうしようもないと感じることが起きることも。
でも、すべては自分の気持ち次第だと思うんです。
何が起きても「楽しむ」姿勢を忘れないこと。
どんな状況も、ちょっと見方を変えるだけで、自分がワクワクできることに変えられるかもしれない。
「いつでも楽しむ気持ちを持つこと」で、仕事への想いが変わります。
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一見、厳しく、汚く、過酷で、キツイというイメージがありそうな大工の世界。
でも実際はそうじゃない、もっと楽しいこともあるんだってこと。
大工という職人の世界に飛び込む若者が減っているのは、大工仕事の良さを伝えられていないから。
若手大工がもっといきいきと楽しく仕事できる環境を整えていくことも、私の大きな使命の一つだと感じています。
これからも、家づくりを行う大工という仕事の素晴らしさを多くの方に知って頂けるように。
そして、大工仕事が好きで目指いしたいと思う若者に素晴らしい環境が用意できるように。
しっかりと頑張っていこうと思います。
エクスマセミナーに参加し、また春を迎え新たな進路に向かっている方の姿を見て感じたことを、今日はブログに書きました。
本日は以上です。
【幼稚園のシンボル塔製作時 松川大工と】
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