中川義仁 自己紹介へ

床下エアコンって実際にどう? 高断熱高気密住宅の冬の暖房

枚方市も急激に寒くなってきました。
年末年始、風邪など引かないように暖かくしてお過ごしくださいね。

枚方市で、
パッシブハウスをはじめ、
高断熱高気密の注文住宅新築工事を行う、
中川忠工務店の中川義仁です。

八尾市で建築させていただいた、
高断熱高気密 八尾の家
【Q値1.53 Ua値0.29 C値0.3】
も先日お引渡しが完了しました。

高断熱高気密住宅【記念撮影をさせていただきましたので、またフォトギャラリーにまとめていきます】

冬は床下暖房で家中を暖める、高断熱高気密 八尾の家

高断熱高気密 八尾の家は、冬の暖房は、「床下暖房」で計画しています。

床下エアコンって実際に採用してみてどうなのか?
施工してみてどうなのか?

など、思うことをまとめます。

高断熱高気密住宅【あたたかな日差しが心地良いLDK】

なぜ、床下暖房なのか?

まず、家中の暖房を床下暖房1台で行う計画が決まったのは、
お施主様のご要望です!

今まで、全館空調普通のエアコン2台(1階1台・2階1台)冷房・暖房・換気・除湿・空気清浄を機械1台で行う、など、様々な空調計画を行ってきました。

今回は、お施主様が
暖房は床下エアコンでしたいんです!
と当初よりご相談していただいておりましたので、それが実現するよう、
間取りを工夫し、空調換気計画を綿密に計算して行いました。

床下エアコン【床下エアコンはココ(ガラリ設置前)】

では、実際に稼働してみてどうなのか?

床下エアコン メリット

  • 冬は床面から暖まるので、足元からポカポカする

八尾の家は、家の広さもありますので、急には暖まりませんが、暖房をつけておくと床面からじんわりと暖まってきます。

ガラリ【計画してガラリを設け、そこから暖気が上がってくるようにしています。ガラリは大工が作りました。材は、無垢のオーク。】

また、南面に大きな開口部を設け、日中やたっぷりと日差しが差し込みます。

それが天然の暖房器具になり、家を暖かく保つことに貢献します。

高断熱高気密住宅【ぽかぽか暖かな日差しが心地良いLDK】

  • エアコンが見えないので、インテリアを損なうことがない

エアコンは見えないように工夫したい
というのがお施主様のご要望でした。

床下エアコンは、インテリアに合せて大工がガラリを製作。

材は、こちらも無垢のオーク。

高断熱高気密住宅【ガラリ設置後】

これでエアコンが見えることはありません。

ですが、メンテナンスはしやすいように工夫して設置しています。

床下エアコンを採用する際の注意点

  • 床下に設置しるので、エアコンの寿命が短くなる可能性がある

本来の設置場所と異なる場所につけて使いますので、エアコン自体の寿命が通常よりも短くなることが懸念されます。

  • 綿密な空調計画と建物の高断熱高気密化が必要になる

床下エアコン1台で、家中が暖まるようにするためには、まずは建物の性能を上げることが大切です。

高断熱・高気密仕様で、エネルギーの無駄使いをすることなく、省エネルギーでも効率的に暖房が効くようにすることで、寒い冬も暖かくお過ごしいただけます。

  • 適切な加湿が必要になる

高断熱高気密仕様で、エアコンで暖房すると、空気が乾燥しやすくなります。
加湿を適度に行うことが大切です。

高断熱高気密住宅【床下エアコンを採用するには、綿密な計画が必要です】

床下エアコン まとめ

  • 空調換気計画を計算して行うことで、床下エアコン1台でも、冬を暖かく過ごせる家づくりが実現する
  • 建物の高断熱高気密化と、床下エアコン1台で暖房が効率的に効くような間取りの工夫が必要になる

いかがでしょうか?

床下エアコンを採用したいなと思っている方や、これから家を建てようとする方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

高断熱高気密の家づくりは得意ですので、お気軽に問い合わせくださいね~
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高断熱高気密住宅【性能だけじゃなく、インテリアにもこだわった八尾の家のフォトギャラリーもまとめていきますので、ぜひご覧くださいね~】

 

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