中川義仁 自己紹介へ

パッシブハウスをはじめとする高断熱高気密の家づくりについて、初心にかえる

ちょっと前の話になりますが、インテックス大阪で開催された、

住宅ビジネスフェア2024 に行ってきました。

中川忠工務店の中川です。

秋の風景

建材等の展示会は、スケジュールの都合が合えば参加するようにしています。

最新の商品や情報に触れ、出来る限りその時に最大限良いと思うものを取り入れたいからです。

そして、今回は参加したい理由が他にもありました。

愛媛県にある工務店、
アーキテクト工房Pureの高岡氏が、セミナーをされるからです。

セミナータイトルは

付加断熱を標準化するために取り組んできたこと

充填断熱
【実際の充填断熱の様子(施工中)】

付加断熱とは

付加断熱というのは、

住宅の断熱性を高めるために、

内断熱(充填断熱)と、外断熱(外張り断熱)を組み合わせる断熱方法のこと。

外断熱【実際の外断熱の様子(施工中)】

 

付加断熱を行うことで、より熱損失を減らして、高い断熱性能を確保することが実現します。

それによって、

  • 夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる暮らしが叶う
  • 冷暖房の効きがよくなり、エネルギー使用量削減に貢献

という大きなメリットがあります。

中川忠工務店でも、省エネルギーでも住みやすい家づくりを目指し、付加断熱を推奨しています。

但し、付加断熱を行うためには、建築費のコストがあがります。

付加断熱のための、材料費や施工費がアップしてしまうんですね。

しかし、長い目で見ると、

  • 住み始めてから支払うことになる光熱費の削減
  • 快適な温熱環境を保つ住空間で、心地良い健康的な暮らしを送る

そんな大きなメリットがあると考えています。

その付加断熱標準化にいち早く取り組まれてる、アーキテクト工房Pureさん。

パッシブハウスの施工にも早くから取り組まれ、現在もパッシブハウスの建築を積極的に行っておられます。

私も、パッシブハウスや高断熱高気密住宅の建築のために、何度も愛媛に赴き、アーキテクト工房Pureさんの建築現場を見学し、たくさん学ばせていただきました。

松山
【愛媛に行くとよく訪れる大街道】

実際の施工現場をたくさん見せていただき、大変勉強になりました。

そのようにたくさんお世話になってきたアークテクト工房Pureの高岡氏のセミナー。

久々に講演を拝聴し、

  • どうしてパッシブハウス建築を目指したのか
  • 本当に住み手にとって良いと思える住宅を建てたい
  • 長い間住むことになる家を、もっと快適に、そして省エネルギーで環境にやさしいものにしたい

そんな、パッシブハウスや高断熱高気密住宅の建築にシフトしたときの想い、
まさに初心にかえることのできたひと時となりました。

 

デザインや間取りの使い勝手はもちろんのこと、

完成すると見えなくなる部分である、断熱気密性能も重要であることを、

たくさんの住まい手に伝わるよう、中川忠工務店でも付加断熱を標準化していけるようにしようと思います。

かどや【松山を訪れると必ずといって良い程食べに行く、鯛めし(かどやさん)美味いです!】