6月になりましたね。
中川忠工務店の緒方ゆうこです。
枚方も、日中の気温がぐんぐん上がります~
5月の時点で、最高気温が30度超えになることも。
そろそろエアコンのリモコンに手が伸びる方もいらっしゃるのではないでしょうか~
◎エアコンはご使用前に必ずメンテナンスしてくださいね~
さて。
こう暑くなってくると。
やっぱりお部屋の暑さ対策は今一度ご紹介したいところ。
改めておさらい。
これから家を建てる方は、家の性能を意識して、暑い夏でも涼しく過ごせる家づくりを。
そして。
今お過ごしの家の暑さにお悩みの方は、お早めにおうちの暑さ対策を行って下さいね~!
熱い日差しはお部屋に入る前にカットすること!
夏の西日は、ストーブの強くらいの威力があるのだとか。
外にいて、直射日光に当たり続けるのと、日陰にいるのでは暑さの感じ方が全然違いますよね~
しかも。
年々強くなる紫外線も気になるとことです~~~
暑い夏でもお部屋を涼しくするコツ・冷房の効きを良くするコツ、
これは、「窓」にあります!!!
「窓」は家の中で、もっとも熱を通しやすい場所。
真夏、部屋に入ってくる熱の約75%は、窓から流入すると言われています。
つまり、窓の暑さ対策が出来ていないと、ガンガンに冷房をつけてもお部屋は冷えにくく、冷房を切ったらすぐにお部屋が暑くなります。
夜、寝室が暑いと寝苦しくって睡眠がきちんととれないってことにも。
では、「窓」の暑さ対策はどうしたら良いのでしょうか?
ポイントを3つご紹介しますね~
1、窓を夏の熱い日差しの熱を伝えにくい窓にすること
今も日本の住宅で多く使われている「アルミサッシに単体ガラスの窓」。
これは、非常に熱を伝えやすい窓になります。
アルミって熱を伝えやすいですよね?
アルミサッシは熱伝導率が高く、暑い夏の日差しの熱がすぐにお部屋の中へ伝わってきてしまいます。
そこで、窓を熱を伝えにくい窓に替えることで、外気の熱が部屋の中に伝わりにくくなります。
オススメは、熱が伝わりにくい樹脂窓。
樹脂の熱伝導率は、アルミの約1000分の1。
熱の伝わり方が極めて小さい素材である樹脂。
その樹脂を使った樹脂窓にすることで、窓から伝わる熱を減らすことができます。
更に、1枚のガラスではなく、複層ガラス(2枚のガラス)または、トリプルガラス(3枚のガラス)にすることで、更に窓の断熱性がアップします。
なぜなら、空気は熱を伝えにくいから。
ガラスの間にできる空気の層が、暑い外の熱をお部屋の中へ伝わりにくくしてくれます。
熱が伝わりにくい窓になると、エアコンで冷やした涼しい空気を涼しいまま保つ手助けにもなります。
従って、冷房の設定温度を低くめにする必要もなくなり、少ない冷房のチカラでお部屋を涼しくすることができます。
◎カンタンな工事で今ある窓の断熱性をあげたい場合は、内窓の設置がオススメ♪
◎西日が当たる窓には、遮熱ガラスにすると更に効果的♪
【手軽にできる、内窓の設置】
2、暑い日射しを窓の外側で遮断する
部屋を直撃する夏の暑い西日は、部屋に入るその前に遮断するのがキホンです!
部屋に入ってから、カーテンなどで遮っても逆効果。
カーテンに熱がこもってしまい、冷房をつけてもなかなかお部屋は涼しくなりません。
暑い日射しが当る窓には、日よけを設置しましょう~
日よけを設置することで、お部屋にはいる日射しを4分の1ほどに減らすことができます。
よしず、すだれ、緑のカーテン。
そして、扱いやすいシェードや、見た目にもカッコイイ外付けブラインドなど。
いろんな種類のひよけがありますので、使いやすさやお好みでぜひ設置してくださいね~
【シェード】
【外付けブラインドは見た目もオシャレで機能性もバツグン!】
3、通風できるドアで、こもりがちな暑さとイヤなニオイをためない
熱気がたまりがちな玄関やキッチンにオススメなのが、「通風できるドア」。
風の通り道を作ってあげることで、家全体に風を通す嬉しい効果も♪
コツは「風の入口・通り道・出口」を作ってあげること。
窓はもちろん、玄関や勝手口を活かすと、自然の風を取り込むことができます。
ドアを閉めたまま風を通すことができるので、防犯面でも安心。
網戸をつけていれば、イヤな虫が入ってくることも抑制。
従来の網戸よりも通風量が約20%もアップした、クリアネットは風の通り良し◎
また、窓と同様に玄関や勝手口も断熱性・気密性の高いものにすることで、お部屋の暑さ対策にもなりますよ~
【暑さとイヤなニオイがこもりがちなキッチンも、勝手口で風を通してみましょ】
「暑さ」はもはや我慢するものではない
「冷房にかかる費用を節約するためにエアコンを我慢して使わず、その結果熱中症で命を落としてしまう」
暑い夏はそんな悲しいニュースを目にすることがあります。
冷房をつけつことをためらいがちなのが、高齢者の方。
高齢の方は、当たり前のように冷房がある環境で育ってきた若い世代の方と比べ、「エアコン=贅沢品」という考え方が根強くあるようです。
また、暑い夏も冷房要らずで過ごしてきた若い頃の感覚が残っているのかもしれません。
しかし。
今の日本の暑さは昔と比べ、かなり変わってきているように感じませんか?
最高気温も、昔では考えられなかったような高い温度を記録します。
気象庁のHPを調べてみると。
1898年(明治31年)以降では、100年あたり、1.1℃の割合で気温は上昇しているとのこと。
熱帯夜(夜間の最高気温が25℃以上の夜)や猛暑日(1日の最高気温が35℃以上の日)も、増えています。
暑さはもはや根性で耐えるものではありません。
暑さによって命を落とすことさえあるのです。
だからこそ、お部屋の暑さ対策は、毎日を元気に過ごすためにもとても大切なことだと考えます。
特に、暑さの影響を受けやすい、高齢の方や、小さなお子様などがいらっしゃるおうちは、で出来る限りお家を過ごしやすい室温にしてくださいね~
最後に
毎年暑い夏はやってきます。
暑さで体力を消耗してしまわないように、お部屋の暑さ対策はお早めに。
窓やドアに、お部屋を涼しくする仕掛けをしておくと、冷房費の節約にも。
ご参考にしていただけますと嬉しいです!
本日は以上です。
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