こんにちは!家の中の寒さにもう悩まない!冬でもぽっかぽかに過ごせる家作り、枚方市にある中川忠工務店、窓の伝道師、中川義仁です。
先日、住宅産業大予測、と題しまして、新建ハウジングの三浦社長の話を拝聴して参りました。
その中でも、ぐっと心に残った言葉が
「住宅は消費するものではなく「投資」するべきもの」
ありがたいことに20年以上たくさんの方の家作りに携わってきて、ずっと思っていたことがありました。
それは、
「何十年も頑張って働いて住宅ローンを払い、完済する頃には、家の価値はほとんどなくなっている」ということ。
その日本の住宅事情に非常に疑問を持っています。
なぜ、日本の住宅は財産にならないのか。
まさに、消費する住宅として存在しているのが今の日本の主な住宅だと感じています。
・長持ちしない
・財産にならない
・生活する上で、不便なことが多い
残念ながら、ネガティブな意見もあることが事実。
そして、何十年かすると取り壊して新しく建て直すということが主流になってきています。
そんな中で、私が住んでいる枚方市長尾という地域は、築何十年、時には100年以上経っている伝統的な家屋を適切にメンテナンスとリフォームを行い住み継いでいる方もたくさんいらっしゃいます。
その相当年数以上築年数が経っているお客様宅を拝見すると、昔の家作りの素晴らしさに驚かされることが多々あります。
まさに先人の知恵、といえるべき宝のような技術です。
新建材(およそ第二次世界大戦以後に開発された、新しく開発された建築材料のこと)、機械が無い時代に、自然にあるもので日本の風土に合った手仕事で作った家。
一年で高温多湿になる時期と、低温乾湿になる時期、どちらにも家が耐久できるように、自然の物でうまく調湿できる家。
物や機械の無い時代に、昔の人は本当にすごい!
今は、新建材が導入されたことにより便利になった反面、様々な弊害が出てくるようになったことも事実です。
シックハウス症候群、アトピーや喘息などのアレルギー症状の発症、家がうまく湿度の調節ができない、湿気による被害(結露、カビ、ダニの発生)、など。
すべて新建材が悪い、というわけではありません。
便利になったこともたくさんありますし、今の家作りを支えていることも事実です。
建築自体の技術力も大きく進歩し、その結果、建築にかかる工期も昔に比べれば大きく短縮されています。
また、地震に強い耐震的な技術力、そして気密性が向上している今の建築技術も素晴らしいものがあります。
ですが私は今、昔ながらの家作りの良さが見直されていると感じています。
たとえば昔ながらの土壁は、自然に家の中の湿度をコントロールしてくれるため、湿気や乾燥になやまされがちな日本の家には天然の調湿材として、注目されています。
住む人の健康を考え、出来る限り自然素材を使った家作りの良さも見直されています。
もちろん、自然素材の建材に比べると手軽で安価に使える新建材は使いやすく、建築コストを下げることができます。
しかし、毎日家族が寝起きし過ごす大切な家だらかこそ、使う建材にも気を遣いたいです。
そして、せっかく一生懸命働いて払う住宅ローンですから、払い終わった後にきちんと資産価値が残る家作りを、家を建てる側である私たちが行っていかないといけないと感じます。
そのとき払う建築費のコストだけを見るのではなく、長い時間住む家ですからその長い期間どういったコストがかかるのか。
・その家だと月々の光熱費はいくらになる?
・5年後、10年後、何十年後と、メンテナンスにかかる費用は?
そういったその家の生涯費用を、家を建てるときにトータルで考えることが重要です。
建築費が安くても、意外にそのあとにメンテナンス費であったり、光熱費であったり、コストがかかる場面に遭遇する話もよく耳にします。
逆に、建築時に建物に費用がかかっても、出来る限り自然素材で、高気密・高断熱な性能の高い家を建てておくと、後々かかる費用が軽くて済みます。
従って、より耐久性の高い、高性能で質の高い家作りが、これからの住宅業界にとても大切なことなのです。
そしてまさに、家の質が住む人の健康にとても大きな影響を与えるということ。
資産価値の残りやすい高性能な家が、私たちの日々の元気さを支えているということ。
そういった事実をきちんと伝えていきたいと強く感じました。
住宅貧乏と世界から揶揄される日本の住宅事情を変えるのは、家の作り手である私たちです。
本日は以上です。
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