高断熱高気密 星丘の家、基礎工事が始まっています。
まずは掘り方といって、基礎を作るために地盤を掘削。
そして、砕石を敷いて地盤を安定させます。
砕石を敷設した後、機械を使って基礎全体を踏む固めていきます。これを転圧と言います。
転圧は、ミリ単位を意識して極限まで水平にするように細心の注意を払って行います。
この後に敷いていくEPS(基礎外断熱で使う断熱材)を、出来る限り段差を作らず綺麗に仕上げるためです。
このひと手間を惜しむことなく掛けることで、次の工程もスムーズに行うことができます。
「これでいいや。」という精神では、良い家づくりはできません。
星丘の家の施工はまだ始まったばかり。
たくさんの工程を重ねて、家一軒が完成します。
その一つ一つの工程の中に、家を快適に、かつ、長持ちさせるためのポイントがたくさん詰まってます。
ひとつひとつの工程をこだわるのは、次世代に住み継げる家に仕上げたいから
今までの日本の家づくりに見られる風潮として、
「建てては壊す」という、スクラップ&ビルドがあります。
多くの日本の住宅の耐久年数は短く、数十年建つと壊し、新しく家を建てることを選択される方が多いです。
傷んだところをリフォーム・リノベーションして住むよりも、解体して建て替えた方が利点が多いと考えられるからでしょう。
また、傷みすぎて建て替えるしか選択肢が無い、というケースもあります。
これは、住宅の耐久年数の低さが要因のひとつ。
しかし、これは非常にもったいないこと。
壊す理由をなくす家づくり
せっかく相当の費用を掛けて新築する住宅。
それが何十年かすると壊さないと住むことが難しい状態になってしまったり、大規模な修繕が必要になってしまう・・・。
原因は、雨漏り・結露・外壁や屋根の傷みによる家の腐食、地震や台風などの天災による受けたダメージの蓄積、長期間太陽光や雨風にさらされることによる経年劣化・・・、様々な理由が考えられます。
だからこそ、今家を建てる時にできることといえば、
- 出来る限り家が腐食し、劣化していく原因をつぶすこと。
- 年月が経過することにより自然に起きる経年劣化は致し方ありませんが、それでも劣化のスピードを緩めるような措置を行うこと。
- 将来のメンテナンス費が掛かりにくい、長持ちする建材を選ぶここと。
- 雨漏り、結露が発生しにくい施工
- 地震によるダメージを受けにくくする、地震に強い家にする
- 耐久性の高い建材を使用する
- 家を食べるシロアリ被害を抑制する施工 など
細かなことですが、やれることはたくさんあります。
年数が経過しても壊さなくて良い。リフォームで住み継げる家
理想は、家を長く良い状態に保てる高耐久な家づくり。
それには、完成してしまえば見えなくなるところが非常に重要です。
今回、星丘の家の基礎に敷設した、防湿・防水・防蟻シートもその一つ。
家を基礎下からの湿気や水気、シロアリから守るために、このシートの施工も耐久性を高めるために重要な施工の一つです。
お施主様自身でこのシートの施工を選ぶことは稀だと思います。
だからこそ、施工の経験に長けた実務者が、長持ちする家にするにはどうしたら良いか真剣に考え、建材を選び抜く重要性を感じます。
安易なコストカットに走らず、長い目で見たらどちらが良いか考えること。
高耐久な家づくりのために、ひと手間を掛けるポイントはこれからまだたくさん出てきます。
このブログでも随時ご紹介できればと思っています。
いつまでも安心安全な暮らしができる家で、次の世代を担う子どもたちにも住み継いでもらえるように。
「実家は快適で心地良いなあ」
いつか巣立つ子供たちが育った家を思い返すとき、そう思ってもらえるように。
この家を継いでいきたいと思ってもらえるように。
子どもたちが大きくなったその時も、安心して暮らせる家であるように、心を込めて施工していきます。
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