素晴らしい技術と大工としての心を育てていきたい、中川忠工務店の中川義仁です。
今年もあっという間に半年が終わりました。
2019年も後半がスタート。
個人的には、今年前半は本当にいろんなことがありました。
どんなに高い荒波が押し寄せてきても、自分が大切にしていることをとにかく信じること。
いろんなことが起きて当然。
でーんっと構えて、7月からも頑張っていきます!
さて。
7月からも、チカラを入れていきたいことの一つ。
それは、弊社で頑張ってくれている大工の、大工としても技術力向上はもちろん。
大工としての心も育み、そして、大工という枠にとらわれずいろいろな経験を積ませてあげたいということ。
安定した雇用の元、大工として経験を積むことに集中してほしい
中川忠工務店では、大工には正社員として働いてもらっています。
いわゆる、社員大工、ですね。
実は、うちのように社員大工を抱えている工務店って減ってきています。
でも、私は、社員としてうちの会社で働いてもらうことを大切にしています。
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自分の腕でお金を稼ぐことができる、職人である大工。
個人事業主として仕事をしている、いわゆる一人親方の方が多いです。
一人親方の大工は、家を建てたりリフォームするという案件がある度、施工会社と契約を結んで物件ごとに仕事を請けている。
このように、今は一人親方という立場で仕事をされている大工が増えています。
逆に弊社のように、正社員として大工に働いてもらっていることをめずらしいとも言われます。
社員大工だからいいとか一人親方だからいいとか、そういうこと決してありません。
しかし私は昔から、大工にはできれば社員としてうちで働いてもらうことを大切にしています。
その理由は。
一つ目は、「大工」という家づくりができる素晴らしい技術を、これからを担う若者たちに継承してもらう機会を提供したいから。
大工という仕事は、技術も多岐に渡り、一人で家を建てらるようになるためにはかなりの年数がかかります。
人それぞれですが、大体5年くらいでしょうか。
下積みの大工修業は厳しく大変ですが、習得することができた技術は一生の宝になります。
社員大工として会社では定年を迎えたとしても、技術と体力があれば定年後も再雇用や一人親方として仕事が続けることも可能でしょう。
もちろんそれだけではなく、家を建てることができるという、大工仕事の面白さや喜びを感じてもらえると思っています。
私の大工修業時代も大変厳しく辛いものでした。
でも、ある時、先輩の大工に初めて家を一軒建てることを任されたこと。
あの時の、ようやく一人前として認められた嬉しさ、そして自分のチカラで家を建てることができたなんとも言えない達成感。
何十年経った今も、決して忘れることはありません。
家づくりを最初から最後まで任せてもらえるというのは、俳優さんであれば主役を演じさせてもらうような大役です。
この喜びは大工として、何とも変えがたいものです。
だらからこそ、「やりたい」という意欲があるのだったら、未経験の方でも大工の技術を働きながら実践で学べる機会を設けていたいと思うんです。
不安定な雇用形態ではなく正社員という安定した雇用の元で、大工修業ができる環境を整えたい。
それが一つ目の理由です。
二つ目は、「大工仕事」に集中できる環境で、施工をさせてあげたいということ。
少し、一つ目に似ているかもしれません。
大工も個人事業主となれば、仕事をいただくための営業活動も必要になります。
一人親方の大工は、一つの現場が終わった後も次の現場があるかどうかはその方にかかっています。
また個人事業主ですから当然、確定申告などの経理も自分でしなければなりません。
建設現場は怪我をすることもありますから、保険などの管理も必要になってきます。
社員大工は、そういった点はすべて会社が行いますので、日々の仕事は「施工する」ことに集中することが可能です。
「今、目の前にいらっしゃるお客様の家を、全力で住み心地の良いものになるように施工する」
そういった、施工を一生懸命できる環境を大工に作ってあげたいと思っています。
三つ目は、「お客様に安心して工事のご依頼をしていただきたい。そして、今できる最高の技術をご提供したい」ということ。
弊社で働いてくれている大工には、正規雇用ですから長く働いてくれる方も多いです。
ですから、長年お付き合いいただいているお客様や地域の皆様には、嬉しいことに大工の顔と名前を覚えて下さることも多いです。
お客様の中には、弊社の大工のことを親しみ深く接していただけることもあり、私も大変うれしく思っております。
特に住みながら行うリフォームの現場では、「どんな大工さんが来るんだろう」というご不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そういったご不安が少しでも解消できるように、大工の人柄が伝わるようにSNSやニュースレターでの発信も心がけています。
また、工事のご依頼をいただいた際に、安定して今できる最高の技術をご提供できるよう、大工の技術指導も徹底して行っています。
これからの家づくりでは特に重要になってくる、住宅の断熱性、気密性などの性能を上げるために大切な、断熱、気密施工。
今までの施工方法では足りない部分は、すぐにアップデートし、今出来る最高の施工方法で心地良く健康に暮らせるお住まいを建てること。
下請けに出す(一人親方に依頼する)場合は、なかなかそうもいかないこともあります。
ですから、私は、中川忠工務店として工事をするにあたって出来る、最高の大工チームを育成することを大切に考えています。
最後に
今、中川忠工務店では、20代、30代の若い大工を中心に頑張ってくれています。
若い彼らを見ていると、気力体力共に充実しておりうらやましい部分もあります(笑)
これからを担う彼らには、大工の技術力向上はもちろん、出来る限り多岐に渡る経験をしてほしいと思っています。
いろいろな現場を見学したり、他社の大工や建築に携わる仲間と交流したり。
施工するだけじゃなく、勉強会に参加したり展示会を見に行ったり。
そうすることで感性を磨き、自分の幅を広げる機会を持つこと。
そんな機会を用意することも、私の大切な役目です。
2019年7月からも、
「今目の前にいるお客様に喜んでいただける施工をすること」
そのことをいつも大切にして、一生懸命施工していきたいと思います。
そして、若い彼らとともに私も成長していけるように頑張ります!
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