緒方ゆうこ 自己紹介へ

賃貸物件の方にもオススメな結露対策。より快適な毎日のために

今すぐできる結露対策。

こんにちは!女性の綺麗と健康を応援する、衣・食・住のトータルアドバイザー、枚方市にある中川忠工務店のスタッフ、緒方ゆうこです。

ここ数日、一気に気温が春らしくなってきました。
まだ3月半ばですが、このままあたたかいままだったらいいな~と思ってしまいます。

 

さて、今日はふたたび「結露」のお話。

先日、知らないと危険な結露についてブログに書きました。

 

結露を抑制するには、根本的な対策として家の断熱性能を上げることが重要。
家の断熱性能を上げるためには、断熱改修工事がオススメ。
ですが、今現在賃貸物件にお住まいの方は、リフォームすることが難しいです。
かくいう私も賃貸マンションに住んでいて、冬はかなり窓が結露します。

そこで、賃貸物件にお住まいの方向けの結露抑制対策についてご紹介します。

結露

今すぐできる、結露の発生を出来る限り抑える対策

結露は湿気や室温などの条件により発生する自然現象です。
結露を完全になくすことは、なかなか難しいのが正直なところです。

しかし、うまくコントロールすれば嫌な結露の発生を減らすことができることも。
より快適に暮らすためにも、結露の発生メカニズムをよく知り、結露をじょうずに解消しましょう。

まずは毎日の生活の中で「結露」を発生させないように心がけること

結露を発生させる原因は「湿気」と「温度」の2つ

この2つを見直すことで、結露の発生を少しでも減らすようおに心がけましょう。

「湿気」対策

湿気が多いということは、すなわち湿度が高いということ。
最適な湿度は40~60%。
お部屋に湿度計を置いて、この最適な湿度に湿度を保つようにしましょう。

湿気は
溜まる、留まる、流れる、移動する、という4つの特性があります。

◎溜まりやすい、留まりやすいところ。発生しやすい要因
  • 換気をしていない部屋
  • 家具の後ろや押入れ
  • 暖房をしていない寒い部屋
  • キッチンや浴室につながっている部屋
  • 窓枠や窓ガラスなど、外の冷たい空気に影響される場所
  • 石油ストーブやガスファンヒーターの使用(石油やガスが燃えると水蒸気が発生します)
  • 加湿器による過度な加湿
  • カーテンの中
  • 植物などを置いているところ

空気が流れず、こもりやすい場所は要注意です。
気付かぬうちに結露が発生していることも。

オススメな対策は「換気

冬の空気は乾燥しているので、換気はとても効果的です。
ただし、雨の日の換気は外の湿気が室内に入ってくるので逆効果ですので、ご注意ください。

☆湿気が溜まりやすい押入れなどの収納部分には、
壁と家具の間にスキマを作る押入れ収納品の下にはすのこ等を敷いてスキマを作り通気する、と結露抑制に効果的です。

すのこ

☆カーテンの中は、気付かぬうちにカビが生えて驚いた!なんてことも。
カーテンはこまめに開けて風を通すようにしましょう。

入浴後は、浴室のドアを閉め、浴室内をしっかりと乾燥させましょう

結露対策には換気が効果的

◎暖房をしていない寒い部屋に注意

あたたかい部屋から冷えた部屋に湿気が流れ込むと、温度差によって結露が発生します。
暖房をしていない部屋では、湿度の上昇に注意して「除湿」を心がけましょう。
通気をよくして、乾燥させるようにしておくと良いです。

除湿の仕方としては冬の場合は換気がオススメですが、換気ができない場合はエアコンのドライ運転、除湿器、除湿剤を上手に活用しましょう。

◎生活するうえで、湿気の発生を抑える

結露を抑えるためには、室内の湿気(水蒸気)を減らす必要があります。
毎日の生活の中で、湿気の発生源を抑える工夫も重要になります。

意外にこんなに湿気は発生しています

  • 石油ストーブ 1時間あたり約400ml
  • 人体 1晩の睡眠中(約7時間)で約570ml
  • ガス調理器による調理 夕食一回あたり 1.1ℓ
  • 洗濯物の部屋干し 4人家族1回(約6㎏) 約1.8ℓ
  • 入浴 1時間あたり 約3.5ℓ

湿気が出やすい料理中は換気扇を回して換気を心がける、入浴後は換気扇や窓を開けるなどして浴室をよく乾燥させる、など注意しましょう。

水蒸気が発生しやすい石油ストーブやガスファンヒーターは使用せず、エアコンやホットカーペットなどに変えるだけでも湿気の発生をかなり抑えることにつながります。

また就寝前は一度お部屋を換気することもオススメです。

 

 

冷たくなりがちな窓の断熱性能を上げるグッズ

外気に冷やされて温度が低くなりやすい窓枠や窓ガラス、玄関ドアは特に結露が発生しやすいです。

出来る限り断熱性能を高くすることがオススメ。

ガラスが一枚ガラスの場合は、複層ガラスに。
枠はアルミの場合は、樹脂に。

しかし、賃貸物件にお住まいの方は、窓のリフォームが困難な方も多いです。

その場合は、ホームセンターなどで売っているこんなグッズを使うこともオススメです。

窓ガラス結露防止シート

以前にもブログで書きましたが、ふたたびご紹介いたします。

これは、水で貼れるのでとってもカンタン!
そしてカンタンにはがせるので、賃貸物件の方でもご利用いただけます。

結露抑制効果と、お部屋の暖房効率アップが期待できます。

メカニズムとしては下記の図をご覧ください。

イメージ図

冷えがちな窓ガラスのお部屋側に、この断熱シートを貼ることによりガラスとシートの間に空気層ができます。
空気は非常に熱を通しにくいため、断熱効果が期待できるというわけです。

 

実際に張るとこんな感じです

見た目はプチプチシートを張りました、という感じになってしまいます。

しかし、透明なので太陽光がお部屋に入ることを妨げません。
お部屋が暗くなる、あたたかい太陽の光が入らない、ということがないのが良いところ。

他にもいろいろな種類があります

ただし、貼れないガラスがあったり、ガラスが熱割れする危険性もあります。

ご使用の際は、製品の注意事項をよくお読みくださいね~

☆詳しくはこちらのブログをご参照ください

 

※しかし、お部屋や建物自体の断熱性能が低いと、完全に結露をなくすということはとても難しいです。
ですから、断熱シートもあくまでも補助的な対策としてご使用いただくと良いと思います。

 

☆下記のグッズは結露対策ではありませんが、結露が起きてしまう部分にオススメな結露吸水テープです

結露吸水テープ

窓ガラスの下部、水洗トイレのタンク、スチール製の玄関ドアに貼ります。
結露水を吸い取り、蒸発させて、畳や床の腐食やカーペットやカーテンなどの汚れやカビの発生を抑制してくれます。

こちらも貼れるガラス、貼れないガラスなどもありますので、ご使用方法をご確認のうえ上手に活用してみてくだいね。

 

 

ということで、今回は賃貸物件でもできる結露対策についてまとめてみました。
ご参考になれば嬉しいです。

本日は以上です^^

◎冬でもぽっかぽかで過ごせる家作り。
自然素材をいかした安心・安全な家を建てます。
今寒い家をあたたかくする断熱リフォームも得意。

株式会社中川忠工務店
大阪府枚方市長尾元町6丁目52-7
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